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元刑事の新米探偵・島津 冬一郎の第2人格。 元来島津 冬一郎の中で過度に抑圧され続けた利己心や周囲に対する反発性・欲望の類(俗に言う天使と悪魔の悪魔側)が1年前に連続誘拐殺人事件で恋人を被害者として喪ったことをきっかけに、記憶や技術の一部の継承を伴い切り離され、人格としての形を成し誕生した珍しいタイプの多重人格(解離性人格障害の大半は幼少期か思春期までの経験・記憶に起因して発症する) 服装に頓着が無く乱れた髪型やはだけた服装のまま行動することも少なくはない。 強姦殺人鬼。 彼の中では殺人犯や捜査へ参加させて貰えなかった上層・組織形態・制度そのものへの憎悪、無力感や当時の恋人への悲しみや愛情・劣情が混ざり合い、最早別のものへと昇華されてしまっている。自身の欲望に忠実であり、他人に対し燃えるような利己心と憎悪を滾らせている。 本人に自覚は無いものの、それらの感情記憶や利己心の断片からか明確な殺意を持たない対象の「見捨て」や「見殺し」を忌避する傾向があり、そのような状態に陥った場合は周囲の状況や自身へのメリット・デメリットを鑑みて「一時的な救済行為」、若しくは「自身による殺害の完遂」を選択する。 島津 冬一郎が彼の存在を全く認知していないのとは対照的に島津 雪夏は島津 冬一郎のこれまでの半生、見聞きした経験のほぼ全てを共有し、記憶している。 過去に『グラーキの目次録』に触れ、イゴーロナクと契約したことにより、悪徳を重ねてイゴーロナクを召喚するという目的も加わり、近頃は活動も活発化している。 彼の人格は1年前に切り離された時の島津 冬一郎の年齢をベースにしており、それ以降の精神的な年齢変遷と物理的な時間の流れは連動性を持っていない為、自己意識としての彼の年齢は常に誕生した瞬間の「28歳」のままとなっている。 取得技能:深淵の息、被害を逸らす、記憶を曇らせる。 また、SIZとAPP以外をイゴーロナクと同じ数値にすることが出来る。

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