タグ： 櫻木家 一夜獄に一身殺 HO1 11/24生

◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 11月24日生まれの寡黙な女性。 幼少期から人の食べ物を受け付けなかった。だから、最初は自分の肉を食べた。…食べれた。 それからは隠れて同年代の子を包丁で刺して殺し、死体を残さず全て時間をかけて食べて育った。 ギコギコ、使い慣れてない包丁を鋸の様に使って切り分けながら。血と油と胃液と臓物に塗れ、一つ一つ食べ残しが無い様に。 時折出ていた行方不明の子供は全て暁闇が殺して食べ尽くした。 中学生になって、子供の肉は食べ飽きてきたと感じる様になり、丁度いいと今度は両親を殺して食べた。子供の肉より少し固かった。 成長しても人の肉以外は食べれなかった。自分はそういう人間なんだ、と思う事に。だって、生きる為に命を食べるのは人間皆変わらないのだから。 大人になった今も、変わらず人を殺してその肉を食べている。…が、最近は少し変化があった。 「獄地街」にて「肉屋」を営み始めた。特異な体質の人間が集まりやすいこの場所で、変わらず人の肉を食べていく為に。 その頃、偶然出会ったのは夕闇(HO2)だった。肉を削いでも通常では考えれない速度で回復していくソレを見て、肉を食べ、世界が変わった。 今まで食べてきた人の肉が肉としての価値が低かったと、そう確信を得る程に夕闇(HO2)の肉はとても美味しかった。 夕闇と出会い、夕闇の肉を食べて以降は無暗矢鱈に人を殺して肉を食べる事は止めている。 だが、夕闇は死なないとはいえ痛覚はしっかりとあるらしい。…流石に毎回削いで痛がる姿は見ていたくない。 自分や他の同じ体質の人間の為に搾取する訳にはいかないと強く思った。 だから、それからは麻酔を打つようにした。少しの間でも良いから、痛みを抑え痛がる姿を見ないで良い様にと。 嗚呼それにしても。夕闇の肉は何物にも代えがたい程にとても美味しい。 肉切り包丁を振り下ろす度に思う、自分のこの体質のせいで目の前の夕闇は生まれてしまったのではないのか、と。 なら、痛覚など無くせばよかったのに。何故痛がる姿を見せるのか。世間一般の言う“神”とやらは酷く理不尽だ。 そもそも、なぜ自分の様な体質の人間を生み出したのか。こんな人間、居なければ良かったろうに。 ………………叶うなら。こんな体質とおさらばしたい。体質と分かれる方法が、死しか無かったとしても。 だって、夕闇だってこんな事する自分の事なんかいなくなれば良いと思っているだろうから。 ……他ならぬ、自分がそう思うのだから。異常だ、というのは自分だって理解はしている。理解は、出来ている。 でも、自分は人の肉しか食べれない。他の食べ物は試した、家畜の肉も試した。全部だめだった。駄目だった。駄目だった。 …………どうか、夕闇。私に贖罪を。私に断罪を。私に、死別を。生きる為に他者を踏みにじる事しか手段がない人間ではない人間に、最期の導きを。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 「いらっしゃい。何かご入用でしょうか？…なら、好きに見て行って下さい」 「…十三くん、居待くん。奥に取ってある肉があるから取ってきてくれ」 「…詩織、ごめん。今日も、肉を貰う」 「私にとって、人の肉は貴方達人間が食べる家畜の肉と何ら変わらない」 「だって、何が違うんだ？お前たちにとっての肉は家畜。私にとっての肉は人間、ってだけだよ」 「………………いつか、私は裁かれる。だって、生きる為に数え切れない命を踏み躙り此処まできたんだからな」 「でも、悪いなんて思ってないんだ。思ったら、あの時殺してでも生きる選択を選んだ幼い自分を、私が否定してしまう」 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【口調】 一人称:私 二人称:呼び捨て(対HO2)、～さん、～くん 三人称:お前、きみ ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【嗜好】 好きなもの：人の肉、詩織(HO2)の肉 嫌いなもの：食べ物全般 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【チャパレ用】 CCB<=　【】 CCB<=　【SANC】 CCB<=65　【幸運】 CCB<=90　【アイデア】 CCB<=95　【知識】 CCB<=62　【回避】 CCB<=50　【キック】 CCB<=50　【組み付き】 CCB<=50　【頭突き】 CCB<=80　【中型ナイフ】 CCB<=80　【聞き耳】 CCB<=75　【図書館】 CCB<=75　【目星】 CCB<=70　【言いくるめ】 CCB<=60　【信用】 CCB<=55　【値切り】 CCB<=95　【母国語(日本語)】 CCB<=51　【医学】 CCB<=40　【経理】 CCB<=55　【心理学】 CCB<=31　【生物学】 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【関係/呼び方/PL(NPC)】 HO2➠夕闇 詩織(ゆうやみ しおり)/詩織/島　【 https://charasheet.vampire-blood.net/4878734 】 NPC➠十三 日出(とさ ひづる)/十三くん NPC➠居待 夜佳（いまち やよい)/居待くん ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【不定】 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【誕生花】 《カトレア》「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」 《セントポーリア》「小さな愛」 《ガマズミ》「結合」「私を無視しないで」 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【特徴表】 《素早い》柔軟さと軽快さを併せ持っている。DEX+1。 《格闘センスの持ち主》幼い時から道場で鍛えられてきた。素手の戦闘技能3つ(キック、組み付き、頭突き)の基本成功率は50％である。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【イメージ曲】 《》 《》 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【使用モチーフ】 オリジナル ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【カラーコード】 #B1063A　真紅/深紅 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【参加シナリオ】 2023/4/27　「一夜獄に一身殺」　HO1　(敬称略)　KP:つかさ　PL:私、島 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ ────────────────────────以下、秘匿情報記載故現未閲覧厳禁──────────────────────── 〇HO1 あなたは「獄地街」という町の一角で精肉店を営んでいる。 肉屋はそこそこの売り上げがあり、毎日ある位程度の客がやってくる。 あなたが肉屋として働き始めた理由は簡潔で、あなたが変わった体質の持ち主であるからだ。 あなたは人の肉しか食らうことが出来ない。 人の肉、皮、爪、骨、それら以外を口にすると途端に気分が悪くなり、戻してしまう。 所謂「食人鬼」というものである。 ◦過去 あなたは生きていく為、人間を殺めては解体し、調理し、食らっていた。 これはどのような手段を用いていてもいいが、少なくともあなたが生きるために人を殺したことがあることだけは事実である。 まさに鬼のように肉を追い求める日々で出会ったのがHO2だった。 HO2はこれまた変わった身体の持ち主で、どれだけ身体を切り刻もうとも、磨り潰そうとも死なない。 そんな奇妙な体質を持つあなた達が隠れ蓑として選んだ仕事が「肉屋」だった。 あなたは少し変わった仲間たちとこの街で日々を過ごしている。 あなたの特異な体質がどのようなきっかけで形成されたのか、生まれ持った性だったのか、それはあなた次第だ。 ◦HO2 どれだけ食らっても死なず、再生することからあなたは無差別に人を殺めることをやめ、 HO2の肉のみを食らって生活をしている。 手間が省けるという点も勿論あるのだが、何よりあなたはHO2の肉を大変美味に感じている。 HO2の血肉は今まで食べて来た人間の誰よりも美味いのだ。 HO2はどれだけ切っても抉っても死なないが、通常の人同様に痛覚はあるようで、暖かな血も流れる。 それらを気にするのであればあなたは何かしらの対処法――例えば痛覚を 麻痺させる方法であるとか――を考え実行する必要があるだろう。 また、死にはしないものの再生にはある程度の時間が掛かるようだ。 通常の人間の治癒速度ではないものの、四肢の一部を食らえば2、 3日は不便な生活を強いることになってしまう。

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