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ひどく、あつい そんなかんかくでめがさめた おきあがってみると、いつのまにかべっどからおちていて まわりはまっくろになっていて なにがなんだかわからなかったけれど、とりあえずおとうさんとおかあさんにつたえなきゃ そうおもった へやをでて、おとうさんとおかあさんのしんしつにむかう ふたりはなかよしだから、まいばんおなじしんしつでねているから たまにぼくもいっしょにねるけれど、そのひはちがくて しんしつにはいると、おとうさんとおかあさんはまだべっどでねむっていた おきて おきて かたをゆすってよびかけるけど、ぜんぜんおきない こんなにもあついのに、なんでだろう？ おきて おきて かたをゆするうちにふときづく あれ？おとうさんは、おかあさんは、こんなにちいさかったっけ？ そんなことをおもっていたら、ゆすっていたかたが、ねもとから、ばきりとおれた ああ、なんだ、おとうさんとおかあさんじゃ、なかったのか インシデントレポート5326JP ■■県■■■市■丁目住宅街の民家にて火災発生 当初は単なる火災と見做され消防が出動 消火にあたるも、数時間にわたって出火し続けていることが確認された為、当該地域を担当する支部に通報 支部はこれに、サラマンダーのシンドロームを持つエージェントで構成された対防火部隊『発火型火消し』を派遣 能力で鎮火を図ったのち、現場にて2体の遺体と1人の生存者の確保に至った 生存者はオーヴァードに覚醒しているとみられており、その後の取り扱いについては別紙を参照されたし UGN■■■支部　支部長 【人物】 常に飄々と、というかヘラヘラとした昼行燈 そんな態度ながら、やることはきっちりとやっており、実は支部の事務仕事の約1/4をこなしていたりする 支部長、副支部長を恩人として仰いでおり、態度には出さないが、彼らを非常に尊敬している 【経歴】 ■■県■■■市■丁目住宅街の民家にて発生した火災で保護された 後の調査で、その火災が彼の能力の暴走だということが分かり、その火災で両親が死亡していたこともありチルドレン育成施設へ送られる なお、その際親戚からは引き取りを拒否されている チルドレン育成施設で数年過ごしたのち、本人からの希望と当時の支部長、副支部長からの推薦で激戦区である繰空支部へ転属となる 【能力】 経歴から他者への攻撃に対するトラウマを持っており、攻撃能力は皆無に等しい その分、防御能力に関しては一流の領域にある 氷の盾で受け止め、防ぎきれなければその氷を即座に昇華、つまり水蒸気に変換し、その圧力で相手の攻撃の威力を削り取る形で防御する それでも防ぎきれない場合は、飛散した蒸気を即座に絶対零度に近い温度まで急激に冷却し、周囲の大気ごと対象を凍結させることで防御とする 【その他】 養成施設にて、両親を事故とはいえ殺してしまったこと、そして保護のきっかけとなった暴走に起因した厳しい訓練から、自暴自棄になっていた そこを当時の繰空支部支部長 天金龍司に救われたことで、彼が支部長を務める支部への転属を希望し、厳しい訓練に耐え抜き無事転属願いが受理されることとなる 現在の支部長に関しては、知らない仲ではないので信頼していない訳ではないが、自分の方が年上で先輩であることから守らなければ、という意識が先行してしまっている

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