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あなたは「慈愛のペンデュラム」。 あらゆるものへ対等な思慮を宿すあなたであれば、運命をどちらの方向にも切り開ける。 あなたを身に着ける人間は「アイデア」の成功率を10％上昇または下降させられる。 ---- 職業：日本画家（2015 ディレッタントベース） 運転、芸術、信用、図書館、法律、他の言語、+乗馬、+写真術 感情：オウミ→出有：劣等感/羨望/有為 一人称：俺/私　KPC二人称：出有くん ---- 背景 藝大日本画科卒。父が日本画の画壇では著名。母が藝大のテキスタイル科の講師。父の苗字を名乗ると「ああ、あの！」と言われるので、芸名は母親の苗字から取っている。父の「この道はきみには向いていない。勉強ができるのだから、安定した職業...弁護士とかはどうだ？口が立つ君には向いていると思うが」という助言を聴きながら育った。法学部に受かったものの諦め切れず、1回浪人した状態から日本画の受験勉強を始める。私立美大には受かっていたものの、父を見返したい一心でさらに2浪し、3年目で藝大に通る。母親のコネなどを疑われていたのを知っているが、真相はききたくない。親は裕福だが、頼りたくない気持ちから自分でバイトして学費などを稼いだ。29歳で学部を卒業。 本当は自分は文系なんだろうなと思っている。歴史や文学が好きで、学生時代も日本画修復の授業などは修復そっちのけで歴史背景を深堀しすぎてよく教授に怒られたりした。「向いていない」「天才ではない」「でも好きだからどうしてもがんばりたい」でここまできたが、今になっても「才能がないのでは」という疑念がべったりとはりついている。 そんな中、あるギャラリーにて出有の展示を見て衝撃をうける。RCAへの留学から帰ってきたばかりの彼は、公務員の家庭に生まれた帰国子女で、芸術教育は高校で芸術に興味を持つまで受けたことがなかったという。天才だ。声をかけてみると、ソトから見た日本の文化を取り入れたメディアアートを作っているという。彼の発想力に、自分の日本画の技術や日本文化の知識を組み合わせれば面白いものが作れる...と考えて、芸術ユニット「青葦（あおあし）」を発足させた。コミュニケーション能力が皆無の出有には頼れず自力で地道に売り込み続け、やっと軌道に乗り始めたところだ。 団体名は自分の芸名の「青」と、「イデア」から「考える葦」を拾って、オウミが独断で名付けた。若葉が伸びる様を願掛けとして使っているところもある。

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