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本来であれば、見目麗しい好青年であっただろう。だが、事件は彼に影を作る。 根はお人よしでいつも笑顔を絶やさない。普通に接していたらいい人である。だけれども、事件の事があってからアンドロイドに対して恐怖さえ抱いている。その為、アンドロイドに対しては目が冷たい眼差しとなってそっけなくなるだろう。それでも相対しているだけマシであってくれ、とは彼の本心ではある。 家族が恋しくてずっと母が持っていたサルビアのポプリを持ち続けている。彼の本当の笑顔は家族にだけにしか向けられない。現在、向けられる人物は黒田と赤星だけであろう。父さん、兄さんと呼んで慕っている。 無意識でか、家族が離れるのが怖いのか半ば依存気味である。赤い色はあの事件以来怖くなって嫌いになった。だけど、兄さんだけは別なのである。機械を避けるようになってからというもの、日常の物は扱えるが、そうでないものは使わないようにしている。 イメージフラワー：ヒペリカム 一人称：「僕」

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