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風合瀬 雨衣(かそせ うい) 「雨衣。風合瀬 雨衣よ。高校生。まぁ、よろしく」 「なんでここに来たかって…？ふふ、秘密」 「プリンはね、皆を幸せに出来る魔法の食べ物なんだ。特にクリームなんて乗ってたら最高だよね。…どう？食べる…？えいっ」 「あー、これはいつも背負ってるの。これでもアーチェリーの全国大会に出るほどには腕はあるよ。…試してみる？…冗談よ」 「なっちゃん今日も元気そうだねぇ。え、お菓子？んー…分かった分かった。でも食べすぎると良くないから少しだけね？」 どこにでもいる普通の女子高生。のはずでした。 個人導入で両親が死ぬまではな！！！！！ 「早く、早く早く、早くなっちゃんを助けなきゃ。絶対に消させなんてしない。 例え何を犠牲にしたとしても…必ず」 普通の高校に通う女子高生。スポーツも勉強もそつなくこなし、アーチェリーでは全国大会常連。困っている子がいたりすればささっと助けてそのまま去っていくようなタイプの女。日々イケメンポイントが勝手に溜まっていく為、バレンタインに下駄箱にチョコがまぁまぁ入っていたり、告白される事も多々(主に女の子に) 優しくはあるのだがどこかドライな所もあり、物や相手によっては放っておく事も。まぁ、仕方ないね。 将来はアーチェリーの選手になるのが目標。現段階でスポーツ名門大学からのスカウトをちらほらと受けてはいる。 頭も高校生にしてはかなり良い方。 天才気質。 好きな食べ物は生クリームの乗ったプリン。さくらんぼがついてるともっと嬉しい。 休日には気が向けばお菓子作りをする程には甘いものが好き。なんならお菓子作りも好き。女子力は高め。 あと割とがっつり食べるので肉も好き。嫌いな食べ物はナスとモロヘイヤ。 生粋のアウトドアっ子。幼い頃は町内の子ども用イベントなどで山にキャンプに行ったりし、年を重ねても機会があればそういう事をしたり。自然の中にいるのが好き。一番好きなのは清流で泳ぐ事。 小学3年生の際一度家出をし、徒歩数時間かかるような山に逃げ込んで死ぬほど怒られた事がある。 虫は苦手じゃない為森や山の中は躊躇いなく歩ける。ただしナメクジやヒルなどのぬめぬめ(?)した生物が何よりも嫌いな為、そいつらを見かけた際には全速力で逃亡をキメこむ(DEX18) クロスボウはイベントの一環としてサバイバルゲームの様なものを行った時に初めて手に取ったもの。アーチェリーと同じで矢を飛ばすもの、とは思っていたが中々に手に馴染まず逆にそれで心に火がついた。そこからクロスボウの練習にも力を入れ使いこなせるように。装填から射出までの速さが雨衣好み。 「すごいね、って。流石だね、って。そんな言葉聞き飽きちゃったんだ。天才だ、って言われ続けてきたけどよく分かんないよ。 だって、これが私の普通なんだから」 「でも、そんなの言える訳ないじゃん。だから笑ってやり過ごすの。そんな事ないよ、ってさ」 「謙虚でいれば、献身的であれば、善人でいられたならば、きっと誰もその裏側には気付かない」 「私の普通ってさ、側から見れば傲慢なんだって」 「やだなぁ。ほんとに」 「普通って、なんなんだろう」 「でも、でもなっちゃんの前だけでなら」 「私は私のまま、何も偽らない普通のままの私でいられるから」 「大切な半身、大切な姉妹、大切なキミがいるから…私はこの世界を生きていこうと思えるんだよ」 普通の女子高生。と言うより普通でありたい女子高生が風合瀬 雨衣である。 小学生低学年まで自らの天才気質、それを妬み蔑む周囲の目に苦しみ続けた日々を過ごし続けていた。 周りとの「普通」の違いにたくさんたくさん悩んで漸く気付いた。あぁ、これはどうしようもないんだ、と。 それに気付いてからは早かった。 現代の日本社会でははみ出し者は生きていけない。狭く息苦しい中でもがくだけ。だからこそ擬態する術を身につけた。世間一般が言う「普通」に近づくために。 謙虚で、献身的で、善人のふりをして笑っていればいい。それを演じきる器用さだって持ち得てしまった。 あまりにも役を演じすぎた結果、その役から抜け出す方法が分からなくなり始めてはいる。 でもなっちゃんの側だけでは自分のままでいられる気がした。 両親もまぁ、大切ではあったけど彼らの前でもいい子のフリをしてはいたので本当に気を許していたのはなっちゃんにだけ。 アーチェリーが好きだった。弓を構え、矢をつがえ、的をただ真っ直ぐ狙う時、それ以外周りの全ての事を忘れられるその感覚が好きだった。 山や森、自然が好きだった。木々がざわめく音、鳥の囀り、小川のせせらぎの音だけが聞こえるそんな中では他の誰かの目を気にせず自由にいられる気がして。ただずっと、そんな中で自分となっちゃんだけがいればいいや、とそんな風に思う瞬間が好きだった。 まぁ、なんというか。そんな風に自分と他者との違いを明確に分かりつつ線引きをしており、なっちゃん以外にはほぼ心を許していないもののそれを悟らせないように動いているタイプ。 おまけに自分となっちゃん以外はほぼ敵に見える時が来るかもしれない。 まぁ、先生とか事前導入で家にいた少年ぐらいはまだその時も信じようとするかも…？ 正直私は頭痛しかしませんが。卓中に色々変わってくれ、頼むから。 現段階で言うのであればNPCのあかり先輩には複雑な感情を抱いています。 彼女も成績優秀スポーツ万能らしく、雨衣と同じ天才気質なのかな、と。そんな中、自らを偽る事なく自由に振舞っている先輩に嫉妬のような羨望の様な感情があったり？ とりあえずの目標はなっちゃんを救う事。次点で先生の介護。 なっちゃんが消えたら雨衣は後追いするの今のところほぼ確定なので頑張ろうな。 『天気予報士』……アイデアロールで1D6+1時間の間の正確な天気を予測可能。 『アウトドア派』……ナビゲートと博物学と追跡+20

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