タグ： 音火（ねこしぃ）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 狂気山脈 HO：2A『還らぬ友』 君の親友は最高の登山家だった。彼は第一次狂気山脈登山隊としてかの山にアタックし、未だ還らない。 第二次登山隊の結成が発表された時、君が志願したのは必然だった。 ミッション：親友を見つけ出す ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 地質学者の両親を持つ。父は日本人、母はアメリカ人。 自由奔放で強気な性格。 現在はアメリカのテネシー州のとある片田舎に在住している。日本には幼少期の短い期間を過ごしたくらいなので記憶は朧げではあるものの、親友とは日本に住んでいた頃からの仲。日本での名前は「敷島クロエ」。 普段は写真家として山から海までの様々な自然の風景をカメラに収めるべく世界中を飛び回ってはいるが、地質学者の両親のため（研究材料として）特に山の写真が多く、また親友が登山家だということもあり、付き添う形で登山は定期的に行っていた。 親友が、かの狂気山脈で姿を消したと一報を聞いた時。血相を変えて帰国し、彼の生存を信じて情報を探り続けていた。そうしている内、第二次登山隊の結成が発表されたことを知り迷いなく志願することとなった。 友人の名は『永江シロウ(ながえ しろう)』。白いウェアがトレードマークの、笑顔が眩しい山バカ。幼少期から山の地図とか図鑑とか写真とか、そんなものを広げては楽しそうに語るのを呆れたように眺めていた思い出。 白いウェアは雪と同じ色だから、もし遭難しても見つけてもらいづらくなるからやめろと何度言っても、彼は、｢俺は一流の登山家だ。一流の登山家は遭難なんてしない｣と言い返してくるばかりだった。雪に溶け込むようなこの色が、山と一体になれてるような気がして、幸せな気持ちになるんだと。 一流の人間は自分のことを一流なんて言わない。 彼女にとって、それは精一杯の皮肉の言葉。 一人称：アタシ 二人称：アンタ、男性→Mr.○○/女性→Ms.○○ 【通過シナリオ】 狂気山脈～邪神の山嶺～/シナリオクリア(全生還) ────以下、シナリオ通過後のお話。ネタバレあり───── 元々登山がメインではなかった彼女も、亡き友人が見てきた景色、もしくはこれから見ることになっただろう景色をフレームに収めるために、以前よりも精力的に活動するようになる。 たくさんの山の風景、そして現時点では唯一であろう狂気山脈頂上で撮った写真、それらを写真集として世に出した後は、一切の取材を受けることも無く風のように気ままに生きていくだろう。友人が遺した手記と、世に出ることはない三人の写真と共に。 写真集には、狂気山脈頂上での写真を最後に、 “｢かの山へ最初に挑んだ偉大な第一次登山隊○○名｣と、｢共に挑んだ勇敢な第二次登山隊(NPC一人一人の名前)｣、 ｢共に頂へと登りつめたSouictiro Kanda＆Mionbo Rock Thrush｣ そして｢最愛の友人、Sirou Nagae｣ 最高の登山家たちに捧ぐ。 Chloe Sikisima“ というメッセージで締め括られている。

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