タグ： 芽瑠斗

私立帝華学園、高等部所属。高校2年生。 官房長官の娘である母と、そのSPを務めて居た父の間に産まれる。 その母には、親同士が決めた婚約者が居た。所謂政略結婚の相手が。 SPを務めて居た父と駆け落ちをし、そのまま緋莉を出産。 産まれてから数年後、両親が祖父に見付かる。 母は連れ戻され父は秘密裏に処理。生まれていた緋莉は捨てられた。 戸籍も抹消され、"この世に存在しないもの"として扱われてしまう。 実の両親と仲が良く水面下で協力していた現在の義理両親に、拾われる。 (自分達に、万一のことがあった時はよろしく頼む、と…) その後は、義両親の元で育てられ、現在に至る。 本当の両親の顔は写真でしか見た事がない。 父親は亡き人であり、母親も生きてはいるが、会えたことはない。 自身の存在を消し、家族をバラバラにした祖父については複雑な感情しかない。 性格は基本的に礼儀正しい。 年齢よりは少し大人びているようだ。 コードネーム"霧纏う紅(ロッソ・ネッビア)"は、一度、存在を抹消された事から。 新たに戸籍を与えられ、存在を示しているが、それは仮初の自分。 無いものとされた自身が、あるものとして存在する事への皮肉でもある。 実体の掴めぬ幻影"自分"であると、どこか割り切っている様にも見えるとか。

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