タグ： 海も枯れるまで

応急手当…その美しい肢体に傷が残ることのないように。どんな状況であっても自分でも手当が出来るようにと教え込まされた。精神分析…人々の願いと祈りの受け皿とされた彼には自然と人を落ち着かせる能力が身についていった。 ≪以下秘匿内容含むキャラ設定≫ 御剣→草薙の剣より。海の中に沈み、いまだ見つかっていないとされる。 依人→依り代 一人称：お兄さん・ワタシ 二人称：キミ その美しさから現人神として持ち上げられていた。 最も自由で最も不自由な男である。 現世に顕現した神の依り代とされ、幼い頃から人々の願いを聞き、人間としてではなく神としてそこに在ることを強いられた。 歳を経るにつれて己の異様さ、己の異様さが生み出した異様な状況、何もかも叶うが何もかもが許されない。 人間である御剣 依人は要らない。必要なのは神の依り代としてだけ。 彼を誰も諫めない。誰も叱らない。自由であるはずだ、そのはずなのに、誰からも興味を持ってもらえないのは酷く虚しい。 どうせならば死んでしまえばと思った。どうせならば、虚しいだけの人生ならば。 救われないならば。誰も救ってくれないなら。意味がないじゃないか。 隙を見つけては自傷行為を行っている。行っているときは存在がある。ここにいる。 切り刻み血を流すたびに「なんだ、神の依り代なんてワタシの事崇めておいて、結局同じ血じゃないか。 同じ真っ赤な血じゃないか。」と安心する それも理由の一つである。 他の人に見つかったらうるさいので見えないところにするようにしている。 足が隠れやすいので傷口は足多めかも。 ≪セリフ集≫ 「拾ってもらってこういうのもなんだけど、キミって変なヒト？フツー打ちあがってる人間拾うカネ。」 「人魚ってさぁ、人でも魚でもないチュートハンパな存在だよネ。海にも、陸にもまるで居場所がなくて、どこでも息が出来ない。…ワタシにぴったりなのかもしれないネ。」 「マトモ、ってむずかしいよネ。ずーっとまえ、思い出せないくらい前に、目指してた気がしたんだけどナ。」 「全部つまんないから全部どーでもいーの。」 「綺麗なものってさぁ、義務が発生すんノ。相手の理想である義務。相手の理想から外れない義務。望んだわけでもないのにネェ。」 「みんな救われたがってんノ。みんな縋って、みんな望んで、みんな求めて。…じゃあワタシはどこに縋ればいいのカナ。何にも救われないから、ヤダネェ。」 「お兄さんはさ、全部忘れられるくらい刺激的な体験がしたいナ♡キミが叶えてくれる？」

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