タグ： 夜野 薊 法医学者

夜野　薊(やの　あざみ) 一人称:私 二人称:あなた ---------------------------------------------------- 心優しい女性。 いつも周りの人を気遣い、大切に思っている。 基本は敬語口調。 父親は亡くなっていて、母親が育ててくれた。 母親は誰からも尊敬されるような立派な医者で、自分もそうなりたいと日々精進していた。 法医学のほうに進んだのは………。 ---------------------------------------------------- 「わたしは夜野薊です。」 「これで怪我の方はもう大丈夫ですよ。」 「私と仲良くはしない方がいいですよ、きっと。あなたのためになりませんから。」 ---------------------------------------------------- 特徴表 勉強家:あなたは日々学ぶことに精進している。EDU+1。また、EDUによる年齢の下限は適用されない。 ---------------------------------------------------- 通過シナリオ名 「絶対幸福のパラフィリア」 ---------------------------------------------------- 以下「絶対幸福のパラフィリア」のネタバレ ----------------------------------------------------- 薊はエロトフォノフィリア（殺人性愛）を患っている。 この世界から、愛する人々がいなくなったら、自分の幸福が壊される。自分の手で殺すことこそが、愛と正義だと感じている。 しかし、それがどれだけ人として外れてしまっているかも同時に理解している。 彼女がこれに気付いてしまったのが彼女の最大の不幸なのだろう。 ---------------------------------------------------- 彼女が大学生の頃、とある殺人犯に殺されそうになった。 必死に抵抗して、そして殺してしまった。 手にはべっとりと赤い血がついている。 恐怖に慄くと同時に何処か心の中でどこかでもっと、殺したいと思った、思ってしまった。 気のせいだ、と思いつつ無視し続けていたが、その衝動がおさまることはなかった。 それを理解した時、人間の私はきっと、もう死んでしまったのだ。私は化け物になったんだとそう思ってしまった。 そんな私が人を助ける医者なんで絶対なれない。 だからこそ医者の道を諦めた。 ---------------------------------------------------- 就職してからも一人暮らしをし続けた。母を自分の手で殺さないようにするために。 衝動を抑えられないとき、死んでも誰も困らない人を殺している。 殺し方はその時によって変わる。細切れにしたり、目をくりぬいたり、まるで実験をするように。大体その犯罪者が好んだ殺しの方法でころす。そのあとバラバラにしてしまうことが多い。 その時自分の顔がどれほど歪んだ笑みをしているのか気づいていない。 ただ、その衝動がおさまると後悔と懺悔の気持ちしかの残らない。 どうか捕まりたい。それができないなら死んでしまいたい。でも、そんなことをすれば母に迷惑がかかる。 矛盾した気持ちが彼女を蝕み続けていた。 薊が敬語口調なのは出来るだけ親しい人を作らないようにするため。 親しい人であればあるほど殺したいと思ってしまうから。 殺人を行うときは敬語ではなくなっている。 ---------------------------------------------------- 「痛いよね、怖いよね。でも、それ、あなたが殺した人たちも同じこと思ってたよ。でもあなたはやめた？」 「悪い人はきちんとメッしないとだめよね。」 「アハハハハハハハハハ、わたしはもう……」 ---------------------------------------------------- シナリオ終了後、別の世界に行ったとしても自分のこの衝動がなくなることはない。 でも、自分を捕まえてくれる、裁いてくれる人を見つけた。 それがとても嬉しかった。 もう、自分は誰かを殺そうとしてもその人ならそのまえに捕まえてくれると思ったから。 それはそれとして、最近視線を感じてとてもぞわぞわしてこわい。 大貫のところに転がり込むのも時間の問題かもしれない。

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