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普通の高校生として生活していた園芸部に所属する植物好きの少女であった しかしあるときに友人から一つの植物を貰う、普通の何処にでもある花だ。 その植物はレネゲイドに感染した植物であり彼女と生活しているうちに覚醒してしまった。そのEXレネゲイドは覚醒後毒を持つものになったため彼女は散布された毒によって死の淵に立たされた。しかし、その時彼女はオーヴァードに覚醒しその毒を振り払うことで死から逃れた。今までになかった非日常に恐怖し無我夢中で展開した稚拙なワーディングに反応したUGNエージェントの手を借りてその植物はなんとか家ごと焼却することができた。その時その植物から、宝石に近い形に硬質化した花びらの一片を回収し後にペンダントにしている。 家を燃やしてしまった両親にに対する負い目、異質なものに変わってしまった疎外感から当時の彼女は留学をすると嘘をつき、両親のもとを去っていった その後UGNエージェントの仲介を受け霧谷雄吾と出会い、彼の元で三年間エージェントとして働く 高校卒業と同時に本格的にUGNに所属。その一年後に今までの功績からUGN日本支部から支部長に任命され大きな土地とそこでの管理を任されるようになる 彼女はその土地を植物園に改造しその一角で花屋を営んでいる 今は両親と手紙でやり取りするほどには関係を修繕しようとしているようだ 彼女は植物が原因で死にかけたことに全く恐怖を抱いておらず、それどころか霧谷との仲介などで得たコネを使って通常の手段では入手できないような植物も集めるようになった 通常では育成の難しい植物でもオーヴァードとしての力を無駄にうまく使い育成させようとしている 彼女はそれにより彼女を苦しめたEXレネゲイドのような植物を産んでしまう可能性について気がついてはいるものの特に問題はないと考えている。今のところ、覚醒した植物はない。 最近は上記のような偶然の覚醒ではなく本格的に、仕入れた時点でEXレネゲイドの植物にも手を出したがっている なぜ彼女はEXレネゲイドにこだわるのか、それは仕方のないこととはいえ自身の知識が足りず扱いきれずに焼いてしまったあの花も今でなら育てられる。否、育ててみせると考え、ペンダントに誓っているからだ。 ある時、月一で行う定例のようにネームレスに頼んで珍しい植物の情報がないかを調べてもらった時に『何らかのレネゲイドの影響を受け結晶化した生きた透明な鈴蘭』という世にも珍しい植物がギルド主催のオークションでセリにかけられると知った彼女は四方八方のコネを使いオークションに参加し当時の貯金の大半を使って落札した。早速その花を自室に飾った。その時に他の部分と同じく透明な結晶ではあるが薄ぼんやりと赤みがかっている鈴蘭の小さな実を彼女は発見した。その実が種だと鈴蘭の生体から考えた彼女は、その実が成長しきるのを待ち、新たに鉢植えに蒔こうと興奮のあまり、鈴蘭の実には毒があることを忘れ『素手で』収穫した。 その時である、実が赤く輝き視界を赤く染める。光が収まり視界が元に戻ると実は何処にもなくなっていた。彼女は大慌てで探しまわったがついぞ見つけることはできなかったためとても落胆をした。 後日、霧谷に赤い実のことを笑い話として伝えるとレネゲイドによる何か影響を受けていないかと心配をされ検査を受ける羽目になった。結果、彼女には通常のものとはどこか違う『賢者の石』が埋め込まれていることがわかった。発覚後さらにその『賢者の石』を検査すると通常の『賢者の石』とは違いレネゲイド増幅能力ではなく他者の大切な記憶の喚起を起こすことのできる能力に目覚めたと発覚した。 そのことに驚きはしたものの彼女はその力を前向きにこう考えている ――この力があればジャームになるオーヴァードを少なくできる、人の心を失うのは考え方が変わってしまうということであり、感性が変わってしまうことだ。私で例えるならば私が花が、木々が好きでなくなってしまうということ。それはとても恐ろしいことだ。そのことを考えれば賢者の石なんて力よりもこういう力のほうが私は好ましい。 性格は少し腹黒、植物の事になるとかなり食いついてくる

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