タグ： 佐竹班 ⚠️ネタバレ注意

【ネタバレ注意】 空腹や温度変化など自信の体調には無頓着なため美彌子に心配されている。 打たれ弱く罵倒されるとすぐに膝をつく。人間嫌いで不眠症。 睡眠薬を貰うために病院へ行き担当医である美彌子と出会う。 初めは精神科医は薬を処方するためだけの存在で誰が担当でも変わらないと思っていたが献身的で思いやりのある美彌子に徐々に惹かれていき最終的に告白し後に結婚。自身の性格を知った上で愛してくれる人間はいないと思っていたので美彌子が告白を受け入れてくれた時は表面上平静を装っていたが内心狂喜乱舞していた。美彌子のことがとても大切で何があっても彼女だけは守りたいと考えている。 気が付いたら見知らぬ空間で美彌子と共に目を覚まし毒入りスープを飲まなければ帰還できないという普通では考えられないような出来事を経験する。はじめはよくある悪夢の類だと考えていたが美彌子もその不思議な体験を覚えていた事からそれが現実に起こった事だと分かり不眠症が悪化した。 不眠症が多少改善し前述のスープの事も忘れかけていた矢先、息抜きに訪れた無人島でまたしても奇妙な出来事に遭遇する。 自分達よりも先に訪れていた旅人の凄惨な姿を目撃し美彌子をこんな目に合わせるわけにはいかないと必死に帰るための方法を探す。その過程で異形の者達と出会い恐ろしさのあまり動揺して自分を見失ってしまいそうになるが彼女の支えのおかげでなんとか正気を保ち無事に帰還する事ができた。不甲斐ない自分をいつも優しく支えてくれる彼女には心の底から感謝しており自身も同じように彼女を支えていきたいと考えている。 最近美彌子の様子がおかしいためとうとう愛想を尽かされたのでは…？と内心めちゃくちゃ動揺するがどうもそうではないらしい。 どちらにしろ彼女が思い悩んでいるのなら可能な限り手助けをしたいと考え直接聞く事にする。まわりくどい方法は苦手なのだ。 聞き方がまずかったのか美彌子泣き始めてしまったため非常に慌ててしまう。 なぜ悩みを聞いただけなのに自分に嫌われるという話になったのかむしろ逆じゃないのかとぐるぐる考えながら 「僕が君の事を嫌いになるなんてあり得るわけないだろう？別に怒ってる訳じゃないんだ聞き方が悪かったのなら謝るからそんなに泣かないでくれ」と涙を拭いながら謝罪し尋問するような形にならないよう気をつけながら、なぜ悩んでいるのかもう一度問いかけてみる。 ようやく悩みを打ち明けてくれた美彌子だがその内容は想像していたようなものではなかった。 正直に言ってその手の悩みは自分だけがしているものだと思っていたので嬉しいやら恥ずかしいやらで頬が熱くなるのを感じながらも抱きついてくる美彌子を優しく受け止める。 「謝らなくていいよ。こんな事言うと怒るかもしれないけど正直に言って君に嫉妬されるのはとても嬉しいんだ」 本来ならこのまま抱きしめ返すべきなのだが美彌子がどんな顔をしているのか気になって仕方がない…なんならコッソリ描きたい…そんな思いに負けてしまい彼女の頬に手を添え優しく顔を上げさせる。きっと怒られるだろうな……と思いつつもその表情を目に焼き付ける。

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