タグ： (´・-・`) uka 死兆星が見える 川神に嫁ぐ日

星が好きな少年。病弱でおとなしい。 昔から入院していたが、病室では星や花などの本を読んで過ごしていた。 人を惹きつける不思議な魅力がある。 身体が弱く入院続きの自分でも何かができることがかもしれないという可能性に希望を少し持っているが、半分以上は現実を受け入れており、絶望している。 基本的には穏やかだが、手段を選ばないような一面も時折かいま見える。 《深淵の暗黒星》 発見された新星を見に病院を脱走して島に行ったが、そこで怪物に変わる人、どろどろのバケモノなどに出会った。病気の僕だからこそ言える。命は大事だ。戦う皆を置いて、僕は静かに洞窟を後にした。怪物はなんとか退治されたようだ。だが、目の前で怪物に飲まれた灰音だけは、脳裏からいつまでも消えてくれなかった。 《迷霧の死海星》 島からの帰りに船が沈み霧の島にたどりついた。そこで凶悪な野望を抱く男と出会ったが、皆の協力、特に大山さんの力によって野望を阻止し、なんとか島から帰ってくることができた。なんとか無事に帰ってこれた僕は、この時気づいていなかった。大山先生があんなことになってしまうなんて。。。 《絶望の破滅星》 大山先生の死亡、東条さんの失踪、崩壊する世界。あれは全て夢だったのだろうか、いや、そんなはずはない。あんな悲劇を起こしてはいけない。防がなくては。協力者たちと走り回り、多くの人を説得し、情報を集め、ついに世界を救うことができた。 あれからしばらく経った。今日も世界は平和そのものだ。あの頃の無理がたたって、しばらくは病院から動くことはできなかった。世界が崩壊の危機に瀕していたことを知っているのはほとんどいない。しかし、病室の中に置いてある退魔の印が、あの時の戦いの勝利を金色の輝きで祝福していた。 《川神に嫁ぐ日》 気がついたら６０年も前にとばされていた。そこで会った、大事な人達。彼女たちを救うため、病弱な体を引きずって怪物と戦った。それにしても、苦しい考えだったが、あんなのが通るとは。結果的には、怪物を倒し、村を、みんなを、そして僕が住んでいる未来を救うことができた。それにしても爺さん、60年も覚えててくれたのか……。すこしむず痒いような、恥ずかしいような。

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