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HO『人外』 　あなたは人間とは違う、一目見て人外だと分かるような異形の姿をしている。 🧬300年ほど前から日本国内の人気の少ないところをずっと徘徊している。これは1例であるが、江戸時代、95年ほど主に妖怪『鬼目孤』として人々から恐れられていた。（※ho2の住処移動に伴い、目撃証言が激減。噂にとどまっていたため、人々の関心も薄れてゆく）次第に一部地域で男の赤ん坊の生贄を捧げられるようになり、神のように崇められる『齒ゲラ様』時代が110年ほど続いた。その後、時は大正、至るところで幽霊や未知なるもの『指枝古/伍』として迫害されるようになる。（※大正以降、全国的に管理や整備が整い始め、長期間身を隠すことが難しくなり、各地を短いスパンで点々とする。また、その場を記録する術に長け始め、姿を記録されることが増える。）現在はPC1の住む街の外れにある廃神社に住んでいる。 　あなたの姿は異形なため、人間社会にとけこむことは出来ない。人間に友好的に接されたことはない。 HO『人外』秘匿 　あなたはいつから自分が存在しているかを覚えていない。気が付くとあなたという存在はそこにいたのだ。 　記憶の中にあったのは PC1への執着心、そして PC1の顔と名前だけだ。ずっと探し求めていた。そしてあなたはとうとう PC1 を見つけ、現在拠点にしていた廃神社に PC1 を攫った。 🧬別の山にいたPC1を偶然見つけ、「そっちじゃないよ、こっち」と思い攫った。完全に乙女。名前つけてほしい。 　あなたは人間に迫害されながら生きてきた。 人に虐げられ、人に嫌われながら生きてきた。 あなたは自身が異形であることが嫌で仕方ない。 人間になりたいと常々願っている。 🧬食事は必要ないけど、人間のマネをしてたまに狩りをする。何を狩るのかって？……？何の話してたっけ？ 　ステータス値に追加して好きなように 15 ポイントを振り分けることが出来る。 　ただし SAN 値はステータス値にポイントを追加する前の POW の値×5で固定となる。 幸運や MP は上昇する。 ステータス値に上限は無い。 20 を超えているステータス値×5を振る場合は 99 で振ること。 　あなたは長く生きるうちにクトゥルフ神話技能を獲得しているかもしれない。 クトゥルフ神話技能を望むなら 20%まで獲得できるが、獲得した分だけ SAN 値を減少させる。 🧬【技能値】 放浪者より 職業：隠れる、忍び歩き、心理学、目星 ・飛行するぞ！ →跳躍 ・誘拐神隠し →DEXと隠すで食べます！ ・ →クトゥルフ神話 ・なんか怪異って逃げても逃げてもそこにいるよね →追跡 興味： ・狙った獲物にはすり寄って匂いをつけます！ →聞き耳（匂い） ・乙女なので →芸術（ウインク） 『堕落浄土』 神の箱庭、二人の浄土 神隠し、そんな言葉が頭を過ぎる。 人間を攫った人外と、人外に攫われた人間。 奇妙な世界であなたたちは知ることになる。 人間を、人外を、その正体を、 これは神になれない人のための箱庭だ。 HO『人間』（白樺さんPC） 小結 千里(こむすび　せんり)　男 普通の人間だ。 ◯戻る直前 マーズって名前つけてくれた。赤い、火星より。 ヨグ＝ソトースの招来/退散 ＿＿薄い闇の中であなたは誰かと手を繋いでいる。温かなその手はあなたを優しく包み込んでくれる。手を繋いだ相手があなたに小さく語りかける。 「約束、だよ」 「ぜったい助けにくるからね」 小指を絡めてあなたたちは約束する。広がる闇の中、微かに相手の姿が見えた。 幼い身体。同い年くらいの人間の子ども。 その澄んだ瞳は、確かにあの人間と同じ色だ。 ぶわりと堰を切ったように記憶が蘇る。頭が痛いほどに全てがフラッシュバックしていく。 そう、あなたはあの時人間だった。六歳の時、あなたは監禁された。見知らぬ男に誘拐され、あの座敷牢に丁重に閉じ込められていたのだ。 そこにいたのは『HO人間』だった。あなたは 『HO人間』 と共にあの座敷牢で監禁された。そこであなたと『HO人間』は呼ばれ、誰もがあなたたちに跪いていた。優しく丁寧に扱われていたものの、自由も何も無い。そこは地獄だった。誰もがあなたたちに救いを求めた。 「神様」「神様」「神様」「神の器」「どうか我らを浄土へお導き下さい」 誰もが狂っていた。信じられるのは互いだけ。『HO人間』は自分も誘拐されたのだと言っていた。 たった二人きりの世界で、あなたたちは少しずつ親交を深めていく。手を繋いで眠り、起きている間は二人で遊び喋るのだ。『HO人間』はよくあなたの手を守るように握っていた。あなたは『『HO人間』が大切だ』と、そう、思っていた＿＿はずだ。 そんな日々の中で周りの大人たちは囁く。 「『HO人外』様の方が神の器として相応しい」 「『HO人間』様はどうしようか」 「単なる人の子に戻っていただくのが良いのでは？」 「親元に返してしまおうか」 そんな話を聞いた夜、あなたたちは約束を交わした。薄暗い闇の中で互いの体温だけを頼りに、指を絡めて囁きあうのだ。 「約束、だよ」 「ここからでたら助けに来て。ずっとずっと、待ってるからね」 そうして『HO人間』はいなくなった。あなたはずっと 『HO人間』を待っていた。約束をしたから。ずっと、ずっと。それなのに、 ＿＿『HO人間』は来なかったのだ。 そしてあなたは神下ろしの器として無理矢理儀式に参加させられ、神を下ろさせられた。 しかし儀式は失敗し、その身に神をおろされたあなたは人外へと変貌してしまった。神の影響だと誰もが言った。目の前で自分を攫った人間たちが幸せそうな顔をして生きたまま腐っていった。そんな地獄のような様子を見ながらあなたは意識を失い＿＿＿ 気が付けば、何もかもを忘れてそこにいたのだ。約束を守ってくれなかった『HO人間』のことだけを、まるで呪いのように記憶に抱いて。過去へと飛ばされて何百年も、生まれてすらいない『HO人間』を求めてあなたは生きていた。 あなたは全てを思い出す。誘拐され、監禁され、裏切られ、人外へと成り果て、全てを忘れていたことを。 ずっとずっと、『HO人間』を待っていたことを。 全て、全て思い出した。

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