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2023.08.27 日曜日 黒田矢代→父さん呼び、仕事では黒田さん 　自分を引き取ってくれた恩人。一度事件について聞いてみて、何も教えてくれなかったことは不服だったが、それよりここまで育ててくれた感謝の方が大きい。誕生日の日に連れて行ってもらった海が大好き。静かな空間で聞こえる海の音が心地よく感じている。 赤星透也→兄さん呼び、仕事では赤星さん 　たくさん面倒を見てもらった大切な人。遊んだり、色々教わったり、毎日が楽しく思えた。プレゼントでもらったハンカチは今でも大切に使っている。 2人のことを本当の家族だと思っている。大切な人。 しかし、自分は何者なのか、本当の家族はどんな人なのか大人になるほど知りたいと思うようになった。 あの事件について知るためにも、今は認められるような刑事になろうと試みている。あ、でも、アンドロイド怖い…なんでドロ課なの…(´；ω；｀)とは思っている。 一人称→僕(たぶん) 誕生日→8月7日(誕生花はサルビア。花言葉は「尊敬」「知恵」) 好きな食べ物→父さんが作るコロッケ 嫌いな食べ物→特に無い。 好きなこと→父さんと兄さんと過ごす時間 好きなもの→海 苦手なもの→アンドロイド(仲良くはしたいと思ってるけどね…(´・ω・`)) 周りからは才能があるとかなんとか言われているが、自身は思ったこともない(な、なろう系ってこと…⁉)謙虚。 HO2→「凪」と名付けた。自分の好きな場所。うんうん。かっこいい。 どういう性格か知らんけど、せっかくなので…普通に仲良くはしたいと思っている。しかし、自分がHO2のこと傷つけたくないため、距離はとっている。仲良くなりたい(願望) memo↓秘匿 □黒田からの手紙 - 2023/08/29 怜音へ 君がこれを読んでいるということは、何か非常事態が起こっているのだろう。 どこまで知っているかは分からないが、君は真実を知る権利がある。このような形で伝えることをどうか許してほしい。ここに書くことは紛れもない事実であり、私の懺悔だ。 君の本当の父である天城圭一と私は元同級生で交流があった。そんな彼からある日私は一つの頼み事をされたのだ。「息子を守ってほしい」と、それが彼からの最初で最後の頼みだった。 私は急いで君たちの家へと向かった。家に入り倒れている君を見つけたとき、私はすぐに異変に気がついた。明らかに子ども1人分とは思えない血液量、側に転がっていた君のとは少しサイズが違う靴、そして犯人のものと思われる小さな部品。 それらを見て、ここで何が起こったのかを想像するのは容易かった。私は刑事として犯人を告発するべきだったのだろう。しかし私にはできなかった。 病院に運ばれたときには既に君は重体だった。臓器は傷つけられ、さらに珍しい血液型だった為に血が足りない。すぐに手術する必要があったが、ドナーがそう簡単に見つかるわけがない。 そんなとき、見知らぬ白衣を着た人物が私に声をかけてきた。彼らは君を救う手段があるといい、交換条件を持ちかけてきたのだ。 その条件というのは君を一旦彼らに預けること、この手術を公にしないこと、天城の居場所を教えること、そしてあの家を証拠ごと燃やすことだった。 迷う時間は残されていなかった。私はその条件が君や天城にかなりのリスクを背負わせると分かっていながら、彼らの条件をのんだのだ。 その後天城が行方不明になったと知り、そして君が異常なまでに綺麗な体で戻ってきたのを見たとき、私は自分の選択が正しかったのか分からなくなってしまった。 君や透也と過ごしていけばいくほど私の中で罪悪感は積もっていった。何度も君に話さなければいけないと思った。でも私は怖くなってしまった。君から本当の父を奪い、犯罪の片棒を担いだことが君に知られ、この日常が壊れることが、どうしようもなく怖かったのだ。しかし君は刑事になり、君自身の手で真実をつかもうとしている。もう隠す必要もない。 怜音、私は君に感謝をしている。妻を亡くし途方にくれていた私を救ってくれたのは、まだ幼い君だった。君は私が何を言っているのか分からないだろう。それでいいんだ。私は結局、刑事にも父親にもなりきれない、ただの他人でしかなかったのだから。それでもこの10年は私にとっては何にも変えられない、かけがえのない日々だった。 本当にすまなかった。私が言えたことではないが、どうか幸せになってほしい。

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