タグ： エレウシスの秘儀

個体識別番号L-007番、通称ルーナ。 レネゲイド災害の被害地域を巡り、現状把握や生存者探索を行う『コッペリオン』の一人。 R災害の要因は多種多様であり、場合によって長期間のレネゲイド汚染が起こり得る。高濃度レネゲイドに汚染された地域は一般人は勿論、オーヴァードですらジャーム化する危険性がある。 一方でR災害の知識・対応に長けているR災害緊急対応班は災害原因除去を優先せざるを得ず、災害後の汚染地域のフォローまでは手を回しきれていないのが現状だ。 そんな状況を打破すべく生み出されたのが、レネゲイド汚染耐性を有したデザイナーベイビー…コッペリオンである。 精神年齢は二次性徴期前で調整され、肉体は外を歩ける程度まで成長させられている。 一通りの訓練を修了しており、便宜上はUGNイリーガルとしてR災害現場に出向いている。場合によっては緊急対応班と出会すこともあるものの、災害原因が取り除かれてからの任務が主なため、大概は入れ違いだ。 万が一耐性を超える高濃度レネゲイドを浴びてジャームとなっても、遺伝子に組み込まれた安全装置が働き即座に結晶化する。これを愚者の黄金（デミクリスタル）という。このシステムを逆手に取り、擬似的に体内のレネゲイドを不安定にさせることで瞬発的なブーストも得られるが、勿論負担は大きい。 彼女がもし結晶化した場合は即座に回収され、そこから新たなコッペリオンが作られる。 上記理由から、彼女は基本的に単独行動が多い。誰も立ち入れない、ジャームすら消えた閑静な災害現場を、旅するように巡ってきた。このうちのどこかでアリオンを拾ってからは、二人旅になった。ルーナという通称は、アリオンとの会話から生まれ、自称するようになった。 更に後、マスターレギオンに起因するR災害現場へ出向。彼との邂逅は一瞬だった。けれど追跡の旅を始めるには、ルーナには十分だった。 ルーナは自身の出生を知っている。ルーナは人間を愛している。そのようにデザインされたからかもしれないし、あるいは違うのかもしれない。 理由はどうあれ、彼女は人間らしい人生を捨て去るこの生活に疑問を抱いていない。 「私のお仕事は、壊された街を見ること。誰もいないなら、それは皆逃げられたということ。だから、孤独な旅であるのはとても素敵なことなの」 「あぁでも、今は孤独とはちょっと違うかしら。そうでしょう、アリオンおじさま！」 「さぁ、ヴァシリオスに会いに行きましょう。今度こそきっとお話できるわ」 一人称:私 二人称:貴方 口調:女性的、芝居がかっている 好きなもの:人間、知らない国や街を見て回ること 嫌いなもの:炎、夜 性格:明るい、裏表がない。デザイナーベイビーの話などは相手の反応が悪いことも多いため、積極的には語らない。 備考:バロールの力によって周囲の重力に影響を及ぼすため、彼女の周辺で重量測定はしないこと。

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