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▶性格 明るく裏表のない性格。また底抜けのポジティブ。善性の光属性、ただ光が強過ぎて周りを知らずして落ち込ませることもあるそういうタイプ。厄介。 文を書くのが得意で、普段は文系大学に通っている大学生である。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ▶遺書 幼い頃から漠然と希死念慮があった。何か辛い過去があった訳でもない。何か越えられない壁があった訳でもない。ただ普通に育ち、普通に過ごしていく中でその平穏を退屈だと感じてしまう時があった。 余談だが、彼の底抜けのポジティブも明るさも「まぁ、めちゃくちゃになったら死ねばいいしな」「こいつこんな事言ってるけどまぁ、人っていつか死ぬしな」「死ぬなら落ち込んで死ぬより楽しく死にたくないか？」みたいな最低な考えが根本にあったからこそのものである。 そんな時に遠い親戚が自殺をしたと言う。遺書まで残っていた。中をちゃんと見ることは叶わなかったせいか、遺書というある種の異質な存在に初めて邂逅したからか、その"遺書"に対して熱烈な程に興味をそそられた。 その時から彼の中にある希死念慮は遺書への興味と姿を変えて肥大化していった。自分が死んだ時にあの特別な存在を自分も残せるのかもしれないのか。あのただの紙と文字列によって人をここまで動かせるのか。という一種の好奇心と期待感によって。 それから彼は自分の遺書を書こうと筆を取った。しかし、どう頑張ってもどう頭を捻っても遺書を書き起こすことが出来ない。頭の中にあるだけじゃあ何も意味が無い。遺書が残せないなら死ぬ事も出来ない。 そんなような、他者から全く理解されない悩みを抱え続けている。 そして現在は、大学生と遺書屋の仕事を上手く両立させて行っている。遺書屋としては決して顔を出すことはなく、名前さえも偽って表の顔を守り続けている。

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