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　美大卒の美術教師。小学生時代はデブで不細工でどんくさかったため、イジメの標的になっていた。この頃から男子は苦手。 　中学生になり、病気の影響もあり痩せくると父親から性的な眼で見られるようになる。妹を守るためにも由利は父親の毒牙にかかることになる。このことが原因で父親と母親は離婚するのだが、妹はそのことを知らない。この一件で完全に男嫌いに。 　その上元々体が弱かったため、友達は一人もいない。 　性癖は死体愛好。手や足、眼など体の一部分に非常に惹かれる。卒業の際に描いた手で表現した華は恐ろしくも、優雅であった。 　また、独占欲は凄まじいもので自分が手を出した女生徒には手持ちのナイフで傷をつけたりして悦ぶド変態である。 　そんな彼女でも唯一の妹には嫌われたくない一心で手を出せず、他の女生徒で心の穴を埋める毎日。 　その目はどこか別の人を追いかけているように見える。その瞳は現実を見ていない。 　『由利先生って何考えてるの』 　それは最愛の人。絶対に手が届かない、高嶺の花のあの子の事

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