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○時雨伽凛(しぐれ・かりん)/『Life goes on』 宝飾関連を中心に、美術品を世界的に取り扱う大企業『時雨コーポレーション』の代表取締役の父と、専属デザイナーの母を持つ一人娘。 高校・大学在学中から既に家族の仕事を手伝いつつ、且つインターネットを用いて様々な美術品の斡旋をしており、大学卒業後も同じようにしながら、世界各地を飛び回っている。 緩やかに波打った背中の半分ほどまでの金髪をハーフテール、或いは左側で緩いルーズサイドテールにしている。そんな髪と、また紺碧の瞳は地であり、ドイツ人と日本人のクォーターである母の血縁からの隔世遺伝。故に母似ではあるが、それよりも母の祖母の若い頃の生き写しのようだとよく言われている。 裕福な育ちながら、感性や性格は存外一般的。特に高飛車になる訳でも、下手に金使いが荒くなる訳でもなく、普通によく笑い、よく感情を表に出す女性。ただ、躾や教育自体は一流のものを幼少期から受けてきており、それらは全て身に付けている為に、必要な場ではそういった振舞いにも問題がない。 趣味は乗馬と狩猟。幼少期に過ごしていた田舎で、曾祖父から仕込まれた。腕前はかなりのもの。 「初めまして、時雨伽凛です。どうぞ宜しくお願いしますね」 「一応これでも、『時雨コーポレーション』の役員として働いてます。あと、一応私個人として、骨董品とか美術品とか宝石とか、いろんな綺麗なものを探して世界中を飛び回ったりもしてますね。こんなにも素敵なものに溢れてる世界なんだから、じっとしてるだけじゃ、勿体無いでしょ？」 「私は、世間一般からすれば裕福なんです。恵まれてます。環境も、教育も。そして、人間関係も。それを否定するつもりも、捨てるつもりも微塵もないです。だからこそ、私は私が生まれ持ったその環境を全力で生きますし、使います。だって、それが、“持って生まれた者”の義務だと、私は思うから」 「一人くらい居たっていいでしょう、全力で『好き』に生きている人間が。そんな私を見て、気付いてくれるひとが一人でもいればいい。人間、好きに生きることが出来るんだ、って。……なぁんて、ね？」 幼少期、両親に連れられて訪れたドイツの土地で目にした、たった一つの宝石が忘れられないままでいる。 何処でみたのか、どんな形だったのか、それこそ宝石の種類でさえも覚えていない。もしかしたら、それは絵画の、彫刻の、はたまた人間の瞳であったかもしれない。 けれど、ただ、ただ。 夜闇の中で目にした、美しい輝石のその輝きだけは何があっても忘れることなど出来ずに。 今に至るまで、世界の何処に在るかもわからない、もう存在しているのかも分からない「紫色」の煌めきだけに焦がれ続けている。 首から常にアメトリンが煌めく、シルバーブルーのチェーンのネックレスを常に下げている。 ・誕生日：11月21日 ○人間関係 ・細谷高嶺さん/呼び方は「細谷さん」 彼が以前に仕えていた東家と交流があり、その際から幾度となく顔を合わせていた。交流は無かったが優秀な人物だとは認識しており、某事件が引き起こった際に彼を含めた幾人かの東家の人間を時雨家に引き取る。その際、悲しみに沈んだ彼の態度を見て、さして励ますことはせずとも、「貴方の御主人の代わりに色々なものを見て、いつかご主人に会った時に話してあげたらどうですか？」と自分の付人、執事として雇い、様々な場所へと連れ出している。 『Lgo』後、時たま下の名前で呼ぶようになる。以前よりも自分の意思を見せてくれるようになったので、実は密やかに嬉しい。また、彼の背中に自分から隠れてしまっても許して貰えたことから、前よりも頼る頻度や背中に隠れる頻度が少し増えてしまった。ごめんなさい、と内心思いながらも、彼のひろい背中の頼もしさを改めて感じている。 ・東雲藍さん/呼び方は「刑事さん」 初対面は東家での事件。だが、その際は「たくさんいる刑事さんの一人」の認識だったが、取引先の一つとして警視庁を赴いた際に再会。彼女が「刑事」でないことは理解しているが、言葉の語呂の良さから「刑事さん」と呼び続けている。また、彼女の仕事に対する態度には純粋に興味と敬意を抱いており、彼女から話を聞くことを楽しんでいる。ただ、唯一、彼女が見目にあまり頓着しないことにだけはちょっと不満気。 『Lgo』後、以前よりも頻度が増えた連絡や気遣いに、嬉しいような、こそばゆいような、申し訳ないような。だが、時折名前で呼んでくれるようになったことや、口調が崩れはじめてくれたことなど、距離感が縮まったことは純粋に嬉しく、素直に慕っている。また、改めて彼女の在り方を知り、己には出来ないその姿に、敬意と憧憬を深めてもいる。約束、楽しみにしていますからね。 ・夏町汐さん 『Dの信仰』の一件からの友人。 ・相楽哲史さん 『Dの信仰』の一件からの友人。 【特徴表】 25：鋭い洞察 29：バイリンガル 【フレーバー】 12：カランコエ 「幸福の印」「おおらかな心」「小さな思い出」 手にある全てが幸福への道しるべ。貴方の持っている一つ一つはとても小さいものだろう。だが、貴方は決して捨てない。捨ててはいけないことを知っている。 86：ペチュニア 「心がなごむ」「心のやすらぎ」「変化に富む」 陽だまりは何故あんなにも気持ちいいのだろう。気づくと貴方の周りには人が集まる。貴方は陽だまり。等しく皆を照らすだろう。だが眩しくはない。貴方の優しさはあまねくやわらか。 84：牡丹（ぼたん） 「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」 慎みで構成されたような人だ。決して心を出さず、声を上げない。貴方は怒りや笑いを直接表現しないだろう。貴方の肩には全てがかかっている。血が、家が、歴史が。貴方の一つの行動で、全てを貶めることにも繋がるだろう。貴方はそのことを正しく理解しているのだ。 ○通過シナリオ 『Life goes on』：SAN値-6、コンピューター+6、図書館+2、聞き耳+1、『不定の狂気：一か月間(ひたすらに祈り続ける)』 『ホットココアとマシュマロを。』/SAN値回復シナリオ：SAN値+20 　AF：メッセージカード付マシュマロ。 　　　ほんのり蜂蜜の味がするマシュマロ。優しい甘さ。五個入り。食べると1個に付き、1d2のSAN回復。 『平行線のアポフィライト』：SAN値−30、聞き耳+18、クトゥルフ神話技能+5、『不定の狂気：一ヶ月間(とある色の宝石への異常な破壊衝動or幻覚)、六ヶ月(宝石、特に紫色への執着、恋情)』 『きんぎょばち』/SAN値回復シナリオ：SAN値＋11、聞き耳＋1、『不定の狂気全解除』 『Dの信仰』：SAN値-1、芸術(演技)+3 『心臓がちょっとはやく動くだけ』：KPC 『周回軌道上のペーパームーン』：SAN値-2,目星+2,ドイツ語+10 己の幸せは、己の人生は、自分自身で選ぶものですから。 全て己の選択で、全て、己が背負っていくものです。 だから、私は、これから先も歩みます。ただ、それだけです。 ◯習得呪文 ・『光亡きムトゥーラより出でし知性の結晶の招来と帰還』 減少ＳＡＮ：なし、消費ＭＰ：任意 使用方法：この呪文を使う際の精神力（ＭＰ）は使い手の任意で決定できる。少なすぎれば対象を退散させることはできず、精神力は無駄に消費されるだけである。 しかし、精神力を消費し過ぎれば死に至ることになる。呪文を使う際の精神力は、複数の使い手から出し合うことができる。 ・『天候を変える』 お互い呪文を知っている場合マジックポイントは提供できる。 コスト1正気度　10MPごとに気象状況を1レベル変えることができる。 ◯獲得AF ・『星の砂の小瓶』2MP入り。

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