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【通過シナリオ】 ・サイレン清掃会社 HO2 【設定】 一人称：おれ 二人称：あんた、～さん、ニックネーム呼び (HO1：ぽっぷちゃん HO3：ぼこりん HO4：どっくさん 呼び) サイレン清掃会社にて暗殺者をしている男。コードネームは“QR”。主な武器はナイフなどの刃物類。 よく笑い、よく騒ぐ、暗殺者らしからぬ天真爛漫な性格をしている。小柄ですばしっこく、手先も器用。 好きな作業は木々の伐採や書類のシュレッダー。 仲が良く、身長も同じ、そっくりな姿の双子の姉がいた。 「うぃーーーーーっす！！お掃除しにきゃっしたーーーーーっ！！！」 「なん？おれの仕事？ちょっきちょきしていいかしら？ヤッタァーーーーーッ！！！わっははははは！！！木っ端微塵こ～！！！」 「あんな、あんね、お掃除って楽しいの。スカッ！てするん。おれ、お掃除ってだァい好き！！！」 【職業】暗殺者(オリジナル) サイレン清掃会社概要、“職業技能は合うものならば好きなものを取っていい”より ・回避→危ないお仕事なので危機回避分 ・隠れる→暗殺者ならば隠れるスキルが欲しい ・聞き耳→物音を逃さないように ・目星→ターゲットを逃さないよう目はいい ・言いくるめ→時には誤魔化すスキルも必要 ・コンピューター→情報収集の為 ・心理学→表情や仕草から心情を見定める能力に長けている 計7つを取得 【持ち物】 ・鉈(小)：清掃員として、庭掃除の際に小さい枝を切ったり、廃棄物を縛るためのロープを適当な長さで切ったりするのに使用している。 ・鉈(大)：庭掃除の際に太めの枝を切るのに使用している他、裏の清掃員の時に武器として使用している。 ・家族写真：最後に家族みんなで出掛けた際に撮影した、みんな笑顔の写真。宝物でありお守り。 以下ネタバレ含む為現行未通過✕ 共通 HO 殺しに慣れている為、相手の急所を見抜く事に長けている。 ・＜目星＞成功→部位狙いのマイナス補正が入らない ・＜芸術：清掃＞初期値は50％ HO2：誰よりも復讐を求めている。 上大財閥から人生を奪われ、全てを失ったところをリーダーに拾われた。上大財閥の全てに復讐したいと思っている。 ・刃物系技能+50% ・DEX+3(超過可) 特記：どんな相手であっても意思を見通せる。振った心理学に対して相手の心理学対抗ロールが発生する事はない とても仲のいい双子の姉がいた。男女の双子としては珍しく、姿だけでなく身長までもがそっくりで、性格も明るく、一家には笑いが絶えなかった。一般的には平凡と言える家系ではあったが、家族の仲の良さはどの家族にも劣らないと、家族全員がそう感じるほどに幸せで、平和な生活を送っていた。 姉は財閥の男と付き合い始め、やがては婚約へと至った。2人はとても相性が良く、家庭は更に賑やかに、幸せで満ちていた。この生活は当たり前に続くもの、笑顔は絶えなく続くもの、誰もが皆、家族の幸せを祝福し、明るい未来に希望を抱いていた。 そんなある日の事、両親は姉の婚約祝いを買いに出掛ける事となった。いつものように笑顔で見送って、いつものように帰りを待っていた。しかし、夕飯の時間になっても両親が帰ってくる事はなかった。待ちくたびれていた双子のもとに、ひとつの電話が届く。それは、両親が事故に巻き込まれて亡くなった、という内容だった。 どう移動したかは記憶にない。辿り着いたのはとある財閥の応接室。話の内容すら、頭に入ってくる事はなかった。それはあまりに非現実的だった。謝罪の言葉はあった気がする。難しい話をしていた気がする。けれどそれは、気が付けば金の話になっていた。2人の命を、奪われた平穏を、失われた希望を、空いた隙間を埋めるための金がいくら必要か。 『この人は何を言っているんだろう』 そんな事を、まるで他人事のように考えていたような気がする。隣で双子の姉が、壊れたように泣いていた気がする。それを、今まで知ることのなかった得体の知れない何かを胸に、ただただ瞳に映していた気がする。金は受け取らなかった筈だ。けれど事故は大きな話題となる事なく葬り去られようとしていた。 お金に困らないように、弟は昼夜問わず働き、姉もそれを助けていた。姉の婚約相手も、そんな2人を助けるように、よく顔を出していた。 姉の婚約相手は、事故の事を、まるで自分の事のように憤ってくれた。事故の事を調べあげ、何度も上に報告してくれていたらしい。その都度はね除けられては、諦めずに。 進まない話に痺れを切らしてか、姉の婚約相手はこの事故と、財閥間とのやり取りの全てを公表しようとした。 そこに、奴ら財閥はやってきたらしい。どうしても大事にはしたくなかったのだろう。口封じの為に、姉の婚約相手は首を刈られ、心臓をひと突き。愛した相手の目の前で。彼らは取り乱す姉に、『黙っていてくれたなら、彼を治療し、そして返そう』と言ったようだ。正常な判断を奪われた彼女は、首を縦に振ってしまった。誰がどう見ても手遅れな彼の姿に気付く事は出来なかった。 後日、財閥からは『最善を尽くしたが、』と連絡が入ったらしい。隠す気などないような、バレバレの嘘だった。けれど姉には堪えたのだろう。弟が仕事を家に帰った頃、姉は2階から吊るされたロープで首を吊って死んでいた。その姿はまるで、自らの死を客観的に見ているようだった。 弟が2人のやり取りを知ったのは、彼女が残したメモと、自ら調べた手掛かりからだった。弟は大切な家族を、愛するものを、事故と隠蔽、2つの意味で2度殺された。自分は絶対に、奴らに2度殺されない。希望も、平和も、平穏も、未来も、夢も、何もかもを奴らに奪われた。もう奪われない。この命だけは奴らに奪われない。奪われる前に奪ってやる。全てを奪った奴らの全てを奪ってやる。弟は復讐者となった。 事故があったのが約10年前。 そこから財閥とのやり取りが1、2年ほど続き、リーダーに拾われたのが6～8年程前となる。 サイレン清掃会社 エンド1にて終了 1つの目的は果たされた。 けれど復讐はまだ、終わらない。

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