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　 　　￤　　　Dropout Despair　　　￤　PC 　　　　　　　　　　　　　　 　 　￤　月見　小夜　￤ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾂｷﾐ　 ｻﾖ 　 　　￤HO2「殺人（コロシビト）」 　　　　 『貴方は＜遺書屋＞の片割れであり、 遺書を書かせ、見届けたのちにその対象を必ず殺す者だ』 　　￤職業　　　　　　犯罪者(基本ルールブック48P) 　　　特記　　　　　　なし 　　￤特徴表　　　　5-9　ド根性 　　　　　　　　　　　　 根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5％ 　　　　　　　　　 3-7　俊敏 　　　　　　　　　　　　 どんな時でも、鋭く素早く状況を把握できる。 　　　　　　　　　　　　 ＜回避＞の基本成功率は、通常の[DEX×2]ではなく[DEX×5]である。 「ごめんね……出来る限り苦しまないようにするから……いま楽にしてあげるから……」 「今晩は、今夜は月が、きれい、だね……」 「ごめんね。あなたの遺書が、見たいんだって。欲しいんだって。 　ごめんね。わたしのこと、恨んでもいいよ。呪ってもいいよ。さようなら」 『遺書屋』の片割れの一人。喪服のような黒いドレスに身を包んだ女。裏社会では「ヨルガオ」と呼ばれている。 相棒であるHO1には幼い頃から傾倒しており、彼に喜んでもらえる事なら汚れ仕事でも何でもやる。 遺書屋を続けているのも彼が遺書に対して執着を見せているからに他ならず、自身の『遺書』を用意しているのも彼に喜んで貰いたいが為。 彼女自身は『遺書』には興味がなく、また人殺し自体忌避している。 その為不必要に苦しめるのは好まず、出来る限り苦しみを与えずに仕留める手段を好む。 『遺書屋』としての活動を終えた後は自宅で嘔吐を繰り返しており、裏社会で育ったとは思えないほど繊細かつ貧弱な精神の持ち主。 あまり頭も良くなく、記憶力も悪いが殺した人間の顔は全て覚えている。 HO1とは同じ孤児院で育った幼馴染であり、彼の微笑みに狂った最初の一人。 その心奪われた微笑みが初めて孤児院で出逢った時に向けられた時の笑顔だったのか、 初めて彼が『遺書』に触れた時に見せた笑顔だったのか彼女にはもう思い出せない。 HO1が『遺書』に心奪われた日から精神がその日でピン止めされてしまっている事にうっすらと気付いている。 しかし真っ当に育てられた経験のない彼女には彼の心の動かし方を知らないし、『遺書屋』として仕事を熟す。それ以外に彼の心を満たすやり方は知らない。 全てに目を瞑れる程盲目にも成れない。 全てを辞められる程正しくも在れない。 半端な善性を抱えたまま今日も『遺書屋』として遺書を書かせ、殺し、吐いて、そして眠る彼の枕元でいつ全てを終わらせようかと悩み続け、結局目覚めた彼に微笑まれて寝台に潜り一日を終える。 しかしそんな悍ましい人生を選んだのは紛れもない彼女自身。 彼は何時だってただ「可哀想だから、楽にしてあげないとね」と微笑んでいるだけ。 小鳥の首を折り、気色悪い男を突き落とし、彼を撫で回す女を撃ち殺す事を選んだのは彼女自身。 最早「殺す事」が選択肢にあがらない人生など彼女には想像も出来やしないのだ。 「わたしたち、どうしてこうなっちゃったんだろうね」 「どうか、これを読んでいる時だけはわたしの事だけ考えていてほしい」 　　￤▷名前の意味 　　　　　月を見つめる小さい夜。 　　　　　対である太陽には成れず、月の傍で輝く星にも成れない。 　　￤▷通り名の由来 　　　　「ヨルガオ」　…　花言葉　「夜の思い出」「悪夢」 遺書 https://www.evernote.com/shard/s426/sh/6a6a1053-831f-484d-aac4-8287963f46eb/6071eba7d0c152c69609b34f5fd6def9 　

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