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ドラゴ・マジョール島（竜の中つ指の爪先）出身の青年。 故郷の小さな孤島はワイバーンの飼育とそれによる運送業を中心に行っていたが 昨今の空情勢の悪化によりそれらの規模の縮小を余儀なくされている。 マジョールでは家業を継がぬ若者は多くが十八～二十の頃合いに旅人となる決まりがある。 ラクリマの実家も代々ワイバーンの飼育を行なっていたが、 家業を長男が継いだのを契機に旅に出ることとなった。 「空の危機、特に獣の魔物化現象の調査を行い、解決の糸口を見つける」のが旅人達に課せられた使命であるが、 どちらかと言うと狭く資源の少ない島において、島民の数を減らし生活できる水準を維持することこそが目的である。 ラクリマもそれをなんとなくは理解しているため、使命に傾倒しすぎることなく吟遊の旅を楽しんでいる。 性格は楽観的で奔放。楽器と歌の技量はなかなかだが、美術的センスは壊滅的にない。

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