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元は営業マン その経験を活かし(？)企業関連調査や信用調査をメインに取り扱う探偵を目指している。 元職場の上司はとても良くしてくれていたが、出張や転勤続きの仕事ではなく少し腰を落ち着けて仕事をしたいなと思っていた所、その上司に探偵業を紹介された。がんばる。勉強中。 オッドアイは生まれつき。 ↓ 以下西条探偵キャンペーンHO情報 20の時に最愛の恋人を病気で亡くした。彼女の享年は25。 すぐに後追いしたい気持ちだったが、死ぬまえに彼女が言った言葉が彼を生かす唯一の命綱となった。 「わたしが死んでも、あなたは10年は生きなさい。約束よ。人生って、素晴らしくてとても楽しいものだから。」 彼女との約束通り、10年は生きた。その間にたくさんの経験をした。見た目に気を使った。仕事も就いた。運良く素晴らしい上司に恵まれた。 確かに、人生って楽しくて素晴らしかったよ。 でも約束通り10年は生きた。人生も十分謳歌した。もう会いに行ってもいいよね。 30歳の終わり、31歳の誕生日に、市販薬を大量摂取した彼は自室で眠るように死んでいた。その顔に苦痛も後悔もなかった。 彼女の名前は　愛（あい） 今年の8月 散生君が亡くなった。 今年の10月 死季君が亡くなった。 今年の12月 三々ちゃんが亡くなった。 皆死んでいるのに、確かに笑っていた。 どうして。どうしてなんだ。 なんで死んでいるのに、笑っているんだ。 今年の12月（2） 皆を自分の部屋に飾り付けてみた。 思ってた以上にバカらしくて、笑いが出た。 美しい瞳、オシャレなハット、可愛いお洋服。 何もかも、もう動きはしない。 「西条さん、ありがとう。あなたと居るのはとても楽しかった」 「西条さんとの毎日はとても楽しいものだったけど、ずっとどこか自分の中で満たされない感情を抱えていました。自分が生きてても何も変わらないのなら、死んだら何かが変わるのかもしれない。もう俺には確認ができないので、西条さん、俺が死んだ後の世界がどうなったのか代わりに確認してください。今までお世話になりました。」 「みみは…藍ちゃん社長のこと、大好きです」 あの言葉達は、聞けない。 僕には、もう君と過ごすことは、出来ない。 僕には、君がいなくなった後の世界を確認することは、出来ない。 僕には、君の恋心を受け止める事が、出来ない。 君達がいないから、僕にはもう、何もできない。 生きよう。俺たちの生を望んでくれる人がいる。 西条藍がなくなってから数年後。 みみちゃんと死季くんと、碧ちゃんと。探偵をしていくよ。 〈通過シナリオ〉 西条藍は名探偵じゃない 西条碧は名探偵になれない CoCシナリオ「うるうびによせて」■エンドA-『3/1』

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