タグ： 花冷えに亡く季節

一人称:俺 三人称:きみ 誕生日:9/28 本名:Неделин Адрианович 蛍弦 (ネジェーリン・アドリアーノヴィチ・ケイト) ロシア人の父と日本人の母のハーフ。 ロシア生まれ日本育ち。 母からもらった名前は好きだが、母と自分を見下す父からの姓も父姓もあまり好きでは無い。 そのため名乗る時はいつも名前だけ。 （表向きは覚えにくいだろうからということにしている） 某企業の社長の息子。 両親は所謂政略結婚のようなもので、海外の大企業と結び付きを求めたとある日本企業の令嬢だった母が半ば無理矢理婚姻させられ自分が生まれた。 しかし、異質なものを嫌う父から幼い頃から冷たく扱われ、病気が発症してからはそれまで優しかった母にまで忌避されるようになってしまう。 まるで厄介払いのようにサナトリウムへ。 18歳から治療ができる。 ……でも、できたところでな。 整った容姿や立場から、両親以外の人間からは幼い頃からちやほやされてきたが、それが上辺だけ見たものであることにとっくに気が付いていて嫌気がさしていた。 でも母だけは、『自分』を愛してくれている。そう思っていたのに。 この、病のせいで。 自身から咲き誇る花が疎ましい。 ------------------------------------------------- 余計な気疲れをしない分、1人で過ごすことが気楽。 格式ある家柄のおかげか、双方の実家にある由緒ある絵画や家具などの古物に興味を持つようになり、博物館や美術館へ行くのが趣味。 自分でも古い文献を読んだり歴史を学ぶことが好きになっていった。 また、自身でもたまに絵を描いたりもする。 水彩の淡い色彩での風景画が多いが、写生ではなく全て想像の風景。 ------------------------------------------------- 心根は優しいが、それが自分の弱さだと思ってしまっているため、それを表に出すことに怯えがある。 基本的に人を疑う。好意的であればあるほど、上辺で寄ってきた浅い奴か打算で寄ってきた狡猾な奴ではないか。 たった一度だけ言われた「綺麗だ」という言葉だけは、なぜか今も信じられる。 でも、あれは誰からいつ言われたことなんだろうか…… 無愛想ではないが無口。 自発的にあまり行動しようとしない。 放っておかれれば自分から人に近付かない。 ……近付いてくる奴を疑いながらも、無碍にできない。 放っておいてほしい、どうせ君も俺なんて見ていない。 そう思いながらも、突き放すことができないのは、本質が寂しがり屋だから。

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