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【常識ってなんだっけ！？ワガハイドリームランドの王子なれば！】 『こんな時なんというのだったか……ああ、そうだ。「月の輝く美しい夜だな。踊らないか？」』 　　　　　――――チョスゴエララーイ＝マァジオゥジャンー・月上Ⅱ世/2023.7.10 ※ここから次の※まではすべてクソトンチキ文章なので読まなくても大丈夫です。 月上王国は出来たばかりの未熟な王国だが、それでも各々が小さな幸せと共に暮らしていた。 そんな王国に生まれた男児は、月上王国で『向上』を意味する「イッシキィターカイ」という名を与えられこの世ならぬ夢の世に生を受けた。 家族は両親と、二人の姉(「バリビッレー(美貌)」と「カッシーコィナ(頭脳明晰)」)に弟(「ムッキルマァスマス(力強さ)」)妹(「ニコーニーッコ(溌剌)」)が一人ずつ。 家族や臣民たちからの愛と尊敬を一身に受けてすくすく育った長兄は、月上王国のさらなる発展と安定を願っていた。 故に肉体と精神を鍛える厳しい鍛錬に打ち込み、ドリームランドのみでなく『覚醒世界』についても幅広く学ぶ等、日々王位継承者として相応しくあるため熱心に己を磨いていた。 やがて父である先代「チョスゴエララーイ＝マァジオゥジャンー・月上Ⅰ世」より、『導く者』を意味する「チョスゴエララーイ=マァジオゥジャンー」の名を受け継ぐ日のために。 なお父が王になる前の名は「メチャソッレーポ(風格)」、母の名は「マカーセーナサイー(心強い)」。 月上家のしきたりは非常に多く厳しい。 例えば、『敵意がないことを示すためには全ての装飾を取りはらい己の身一つで逆立ちすること(逆立ちができない場合はダンスを踊る)』、『敬うべき存在に対しては体を円状にし横たわったまま三度跳ねること(この時手で足を持てる者は持ってもよい。頭に足が付いているとより最上位の礼となる)』、『何かを貰った際は三倍の大きさのものを返すこと(物の質ではなく大きさが最重要)』、『己に益となるもの、利を与えたものには褒章として泥を与えること(ドリームランドの泥が好ましいが、どうしても用意できない場合はその土地にある泥で良い)』などである。 (※ただし、ハカセにより覚醒世界とは礼儀が違う事も知っているためそれなりに誤魔化しは効く。が、少しでも動揺したり油断すると月上で身に染み付いたしきたりがおもてにでてきてしまう) 家族は当然、臣下も民も心から愛している。 時に覚醒世界に呼び出され、傷ついて帰ってきたり帰ってくることが叶わなかった者の話を聞いては涙を流して覚醒世界の者に憤り、時に覚醒世界で幸せに暮らしている者の存在を知っては喜びの涙を流している。 とはいえ、覚醒世界そのものには一切の恨みを抱いてはいない。「住まう者の罪と世界の罪を同一視してはならない。このドリームランドに生きる命が多様であるように、覚醒世界に生きる命も多様なのだ」と考えているためだ。ついでに何より世話になっている「ハカセ」の故郷でもあるからだ。 よって覚醒世界の人間に突然襲い掛かるようなことはしないし、覚醒世界の滅亡を考えてもいない。 まあ細かい区別などもちろんつきようもないので、覚醒世界に民や臣下を呼び寄せることのできる人間には対人間最強技『ハラパン』を食らわせることも考えている。 (なおこの王家において涙を流すことは禁忌ではなく、むしろ涙を流せば流すほど気品の高さを示すといわれている。ただしいつでも流せばいいというわけではなく、『他者を思う時』に限られる。己がつらいとき、苦しいときに涙を流すのは逆に下品で揶揄される行為であり、即座に目つぶしをして物理的に涙を止めるべきとされている。たとえ相手が子供でもだ。) 月棲獣達の復讐の日、イッシキィターカイは弟と共に身体を鍛えていた。 走り込み、剣を振り、従者を背に乗せて筋トレ………。 そんな中響いた轟音。そこかしこで上がる悲鳴と煙。 父と母はイッシキィターカイを一度ずつ強く抱き締め、「国を守る」と城を後にした。 二人の姉は既に市街で避難誘導や治療などに駆け回っているようだった。 弟は小隊長として先陣を切るそうだ。 妹は城内で傷付いたものを受け入れ、臣下と共に城を守ると言った。 イッシキィターカイも一度はここに残ると言ったが、「貴方さえ生きていて下されば月上王国は終わりません。それは民と臣下の、王国そのものの希望になります。どうか」と苦渋の表情で言われてしまっては何も言えなかった。 永劫の別れを覚悟したイッシキィターカイは、その場で全ての衣類を脱ぎ捨て最上位の礼を見せた。 「お前たちは死なぬ。月上王国は終わらぬ。父も母も姉も弟妹も、そして臣民も全てワガハイの記憶と、記録の中で生き続けるのだ」 「良く仕えてくれた。本当に感謝する。……我が『家族達』よ」 「泣くな。全員の涙を止めている暇は無いのだぞ」 瞳に涙をたたえながら、イッシキィターカイは立ち上がり魔法陣へと足を踏み入れた――――。 ※ここから真面目　まじめ………？セッション内で高確率で出すだろう性質の部分について 覚醒世界出身の「ハカセ」の知識は幅広く、いわゆる『オタク文化』にも詳しかった。 イッシキィターカイはオタク文化に興味を持った。何かを生み出すことは、それがなんであれ素晴らしい技術と知恵と才能であると。 「ハカセ」に教わった中でも気に入っているのは、『ムネキュン』『ツンデレ』『カベドン』『アゴクイ』『オレサマケイ』『スパダリ』『ウインク』など。なんで？知らん…趣味に刺さったらしい…。 基本的に上から目線。だって偉いもん。 本来の一人称はワガハイだが、覚醒世界での一人称はオレサマ。すぐ壁ドンする。だって覚醒世界の人間、とくに『女』はこれが嬉しいのだろう？ハカセが言っていたが違うのか？(※「『男』も多分嬉しいからしているのだろう」の精神で男にもする。顎クイもする。すな。) 行動原理としては『王として正しいと思うことをする』。 なのでか弱き民のような無辜の人間が理不尽な危機に晒されていれば王として当然助ける。助け方は…知らん。(知らん。) 対話で物事を解決しようとする人間を好ましく思っており(暴力に初めから訴えてしまうと互いにただの殺戮になってしまうため)、覚醒世界では特に「対話」を試みようとしている。公園で野宿してるおじさんにまで話しかけないでね。 ドリームランドの王子であることはバレてはならないが、最悪まあバレた人間は連れて行って臣下にするのもよいか覚醒世界の勉強にもなるしなとか考えてるから同卓PC全員今すぐ逃げてほしい。 偽名：月上 守(つきがみ まもる)

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