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【一人称】：ボク　【二人称】：君 【カラーコード】：常磐緑 ときわみどり（#028760） 顔面偏差値の高い家系に生まれながら、ゆいいつ見目麗しさに恵まれなかった九露は、女にしては高すぎる身長と顔の造形の醜さについて、 多くの親族に。クラスメイトに。道行く人に嗤われ、揶揄され、差別をされて生きてきた。そんな彼女はある日、 ふと目にしたテレビ番組から『男装』と『化粧』の世界を知る。 その後、彼女はあらゆる角度からメイクの勉強をし、コンプレックスだった顔面偏差値を引き上げることに成功。 また、育ちすぎた身長と女性らしさの欠片もないと言われた薄い身体を逆手に男装デビュー。 これにより周囲からの差別はぱったりと起こらなくなった。以降、彼女は身に着けた技術を仕事に生かし、 常に男装をすることで男性として振る舞う生活を送っている。自分が女であることは絶対秘密。 （ちなみに一人称も僕で統一し、名前は漢字をそのままに読み方を変えて”クロ”としている） ーーーーーーーーーーーーーーーー （基本的に動物は好きだが、中でも）好きな動物は猫と犬。特に白い子犬を見ると、 無性に連れて帰りたい衝動に駆られる。 ふとした思い付きでパワースポットへ足を運んだ九露は、出かけた先でご近所さんである犬飼幸太と出会う。 目的地が同じなら一緒に行かないか、と声をかけてきた幸太に合わせる形で歩を進めた九露は、 突然の不調からおかしな体験をすることとなる。その結果、ただのご近所さんだった幸太との仲を深め、 『いつか彼の家で飼っている動物を戯れるために、犬飼家を訪れるかもしれない』という話を交えつつ、 九露は帰路についたのだった。 ある日の事。九露は日食を見に外出することを決めた。たまにはこういう日もいいだろう。そう思い、 九露は空を見上げやすい近所の公園へと足を運ぶ。すると、ふいに目の前が暗くなり、意識を失った彼女が目を覚ますと、 そこは何やらおかしな場所だった。九露は少し動揺するも、次第に状況を理解し始める。「またか」と。 結論から言うと、彼女は無事に、本来あるべき場所に帰ってくることができた。もちろん日食もしっかりと鑑賞した。 日食を眺めていた周囲の人の歓声を聞きながらぼーっと空を眺める九露は、今回の経験から人生について少し考えるようになった。

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