タグ： 亜月式 振斗 青天の霹靂に打たれて

特徴:俊敏、おおらか 職業:私立探偵 職業ポイント:EDU×10+STRまたはDEX×10 職業特記:隠密行動が得意。隠れるに10%のボーナス。 年収:450万円　財産:2250万円 シナリオ「沼男は誰だ？」用キャラ 米澤 明二(よねざわ めいじ) 25歳 男性 そこそこ有名な探偵だった兄が数年前に遺した事務所を継ぐ形で探偵をしている男性。「～～っす」口調で喋ることが多い。 社交的で友人も多いが、特別いい人という訳ではない。同時に特別悪人でもない。ちなみに米澤自身は自分は悪人側だという自認でいる。 ピアスがバチバチだったりして見た目がちょっとチャラい感じがするので、人によっては初印象があまり良くない。話してみると大体その印象が変わって「意外と良い奴じゃん」と思われるし、そうなりがちなのを自覚してるのでちゃっかり利用することもたまにある。 実は結構偏差値の高い大学を出ていて勉強はかなりできるタイプ。ただし地頭はあまり良くない。そのためか探偵としての業務も地道にやる方だし、理論派の部分が顔を覗かせることも時々あるらしい。 ちなみに、本来探偵になるつもりはなかったにも関わらず今でも仕事を続けている理由は、気楽さと面白さと惰性、とのこと。 「あー、事務所継いだ理由っすか？言ってませんでしたっけ？」 「……あ～～………。まあ、あんたになら全部話していいか」 「アレっす。本当は兄貴のもとで修行してたとか、全部嘘なんすよね。兄貴が探偵してるのは知ってたけど結構有名なのは知らなかったし。つーかそもそも、そんなに仲良いワケじゃなかったんす。悪くもないけど」 「でも、なんつーか……仲間意識？みたいなのは、口には出さなかったけどちょっと持ってたんすよね。多分、お互いに」 「おれの家、母が頭おかしかったんすよ。多分、父親が死んでから……？まあ親父はおれが2歳の時に死んでるんでよく知らねっすけど、多分そのせいでおかしくなっちゃったらしくて」 「学歴なきゃ死ね！！みたいな人だったんすよね。いや死ねとは言ってなかったけど、ほぼ言ってたみたいなもんで。うん、そうそう。だからおれ結構頭いい大学行ってたんすよ、こんなナリで」 「おれは地頭悪い方なんすけど、まあ別に……やってやってもいいか、みたいなノリで。母のことも好きじゃなかったっすけど、別に特にやりたいことないし、やれることもないから、素直に勉強してて」 「でも兄貴は結構反抗してたんすよね、おれより頭良い人だったんすけど。いや、だからなのかな。それで家出までしてなんか探偵始めて、まあ詳しい仕事内容とかはおれもあんまり知らなかったんすけど」 「そんでまあ、おれは普通に大学行って、就活とかしなきゃいけね～仕事決めないといけね～って時期になったんすけどね」 「そこで、死んだんすよねぇ、急に。兄貴と母が」 「そう、それで。あれは事故死ってことになったじゃないっすか。でもどっちにしたっていつか死ぬつもりだったのか、兄貴の家からロープとか、遺書が発見されてさ」 「それにまあ、諸々をおれにくれるって書いてあって……。母親が生きてたらどうなるか分かんなかったっすけど、一緒に死んじゃったんで。探偵とか全然何すればいいのか知らなかったけど、どうせ母親死んだなら、ちょっと自由に生きてみるか～みたいな」 「そう、兄貴が頑張ってくれてたおかげで金にもしばらく困んなさそうだったし。知名度はあるから上手くやれば依頼も来るし。……そっすね、兄貴に色々教えてもらったってのも、始めたばっかの頃に使ってた嘘っす。まあ方便っすよ、方便」 「……おれに事務所を遺した理由？……あ～、それはね、どこにも書いてなかったんでおれの憶測なんすけど」 「多分……おれとも大して仲良いワケじゃなかったっすけど、それ以上に兄貴って友達とかいなかったんすよね。うちは親戚付き合いも絶ってたし、天涯孤独みたいな感じだったんじゃないかな」 「それで、自殺しようと思ったときに……ずっと母親に言われた通りに勉強しまくってる、弟のこと思い出したんじゃないすかね。要は……兄貴なりの助け舟というか。兄貴、わりと良い人だったんすよ、普通に」 「あ、自殺しようとしてた理由はおれも分かんねっす。なんか、事務所からそれっぽいメモとか出てきたりしましたけど、よく分かんねえから捨てました。事務所綺麗にしてたときに」 「……つーか、なんなら、事故死ってのも嘘なんじゃねって思ってるんすよねぇ。ああそう、母親と兄貴が死んだときの」 「実はあれ、兄貴が事故死に見せかけて母を殺して、それで自分も死んだんじゃね、って。恨みつらみもあったろうし、確実に弟に事務所あげるためにも、みたいな。母親が生きてたら絶対邪魔してただろうから」 「……だいぶ自意識過剰入ってる憶測だし、真偽はどっちでもいいんで、深く調べてはないんすけどね。あんまり興味もないんで。まあ、そんなところっす」 「……探偵？意外と楽しいっすよ。天職ってほどじゃないし、嫌なことは嫌だけど。まあまあ面白いっす」 「多分……普通に会社勤めして生きるよりは、よっぽど楽しいんで。そう考えると、兄貴には感謝してもしきれないっすね。……まあだからといって死ぬなよとは思うっすけどね、あはは」

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