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鋼の筋力(DBを1段階向上) 僧名『舜海(しゅんかい)』。 真言密教『神明宗』に属する、京都の古寺の次男。 5つ上の兄に真海(まさみ)、僧名・真海(しんかい)がいる。 長男が寺を継ぐために修行し、他兄弟は親類の家に預けられる、というのが神明宗のしきたりであったため、大阪にある母方の実家で、父親とは年に数回程度しか会わない生活をしていた。 もっとも、父親や兄との仲は悪かったわけではなく、子供の頃は「たまに来て遊んだりプレゼントをくれるおじさん」くらいの認識であったが、中高生になってからは一人で京都に出て、父や兄を訪ねることもあった。 3年前、唐突に父から「寺に勤めないか」との打診を受ける。 これは神明宗の歴史上全く例を見ないことであり、言ってしまえば教義に背くこととなる。 最初は戸惑ったものの、生真面目な父の真剣な表情にただならぬものを感じ、承諾。 受験も京都の仏教系の大学に変更した。 現在は寺に住み、大学生兼寺の坊主として生活している。 神明宗の修行は一般的なものと大きく異なり、実戦的な拳闘術、高負荷での精神鍛練、視力に頼らず気配で存在を認識する訓練など、かなりの体力と精神力を要求される。 最初こそ、修行が終わると気絶するように寝て、朝日が昇るまで起きないような日々が続いていたが、元々素地があったのだろう、今では当たり前のように日々のノルマをこなしている。 修行の内容に関しては、明らかに『常識』の範囲を逸脱していることは自覚しているが、父や兄には何も言わずにいる。 彼が得意とするのは、自らを無にすることで他者の心理に深く踏み込み、精神の安定や嘘の看破を図る『心の一法』。 たまに、父と兄は二人で出掛けていくことがある。 行き先は『檀家からの依頼』と言われている。 しかし、明け方に帰ってきた兄にたまたま出くわした時、法衣の背がぱっくりと裂け、大きな切り傷が出来ていたのを舜海は確かに見ている。 二人が何をしているのか、神明宗の修行は何のためにあるのか、なぜ突然自分が呼ばれたのか。 舜海は二人がいつか話してくれると信じ、今日も修行に打ち込むのだ。 高校まで男子校で、大学でも女性とはほとんど関わらない生活をして来たため、免疫が全くない。 古い考え方の父や兄に影響され、「女性とは繊細でか弱く、男が守るべきもの」と考えている。 修学旅行で東京に行った際は、生で都会のギャルを見て失神しそうになった。 趣味は仏閣巡り。 よくニャインのTLに写真を上げている。 ちなみに、神明宗は髪型について特に決まりがないため、頭を丸めてはいない。 目付きが良くないのは、視力が悪くなり始めの頃に、眼鏡を掛けることを嫌って睨み付けるようにして無理やり物を視ていた癖が残ってしまったため。 今はコンタクトレンズと眼鏡を併用している。

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