タグ： いわしみず さら

#b0c4de テーマ曲 https://www.youtube.com/watch?v=W8DRAidv5CA&feature=youtu.be 親の七光り 手先が器用 趣味がないので趣味技能を仕事関係に割り振っています なので義足キックも仕事 右足が義足設定 立ち上がる時は何かで体を支えられないと立てない だが義足なのをばれたくないため長ズボンを常に着用、絶対にばれないように過ごしている 交友関係は狭く浅く 俺たちの誕生日が１１年前の事件の日 弟の名前は愛（あいら）20歳で亡くなった 楽器はバイオリン 自分は落ち着いた性格だ いや、そういう性格になった 11年前、25歳になった日から俺は立ち止まっている あの事件から刑事になりずっと追い求めている 自分の生きる意味を 何故、俺が生きてしまったのか 何故、あの時、庇われたのか 何故、俺は、あの時、死ねなかったのか 墓の前で俺の命と交換しようと何度叫ぼうとも弟からの返事はない 俺は無力だ 誕生日のあの日俺は弟と家族と共にコンサートホールにいた 俺と弟の所属する楽団でヴァイオリンを弾くことになっていたからだ 弟は「いい誕生日パーティーだね」と張り切った様子だったのを覚えている その日の曲は【LA CAMPANELLA】 俺達は誕生日だからと互いにソロを弾かせて貰うことになっていた 舞台に立ち、演奏をはじめ、曲がクライマックスに差し掛かった時 何かの破裂音の後、急に立てなくなった それが合図のようにあの事件が起こった 舞台の上から見えたそれは地獄だった 自分の両親が無残にも殺されるのを見た 動けなかった、何もできなかった そんな時、何かが起こった 記憶は、曖昧ではっきりとはしないが 俺を弟が庇ったんだと…思う… そこからの記憶はない どうやって生き延びたのかも覚えていない それからは流されるだけの人生を送った 他人の指示に従い、言われたからそうやって生きる 今やっている仕事も友人に誘われて入った 深くはなるべくかかわらず人を避けて生きて行くのが不安も少なく楽だった そのくせ一人は嫌いだ 一人の時は不安になる 生きてて良いのか そういう時はヴァイオリンを弾く 理由なんてない、ただ音楽に触れていたい 何も考えたくない時に弾く 右足は弾丸銃弾が残り、砕けていた、手術で少し取り除きはしたが全部は取り除けず足は段々と駄目になり壊死して切り落とした そんな俺に友人は優しく接してくれた、それは同情なのかもしれない、哀れと思って… 仕事を始めた俺は自分がこの仕事ではあまりにも使えないと気が付いた 特に足を失っているという点がデカかった 足を使う仕事はどうすることもできないと悟った俺はパソコンの勉強をした もちろん独学だ 今ではそれなりの事ができるようになり、それなりに仕事をしている ただ、辛いのは見送り 一人見送るたびに自分の大切な何かが抜けていくような どうすることもできない虚無感に苛まれて仕方ない これが自分のやるべきことと思ってやってきたが気が付いたら何も感じなくなっていた どうせ、みんな死ぬ 俺のことを置いて きっといつか、誰一人俺のことを知らない世界になっていく キャラソン 軸　https://youtu.be/XcBEAqmgA_0 新＆愛　https://www.youtube.com/watch?v=_Q6piObqKX4 愛→新→キリル　https://www.youtube.com/watch?v=WBokwu1rdTw　遺書の下り 以下　遺書 遺　言　書 遺言者　石清水　愛は、以下の通り遺言する。 第 １条　遺言者は、遺言者の有する次の財産を、終末告死救済課（◯◯県◯◯市◯◯町◯丁目◯番◯号）に遺贈する。 　１　預貯金 　（１）終焉賛歌銀行銀行　◯◯支店（口座番号1122334） 　　　 第２条　遺言者の未払いの公租公課、入院費用を含む債務の一切、および葬儀・埋葬費用は、前記 終末告死救済課に負担・承継させるものとする。 第３条　遺言者は、遺言者の有する現金その他本遺言に記載のない一切の財産を前記 終末告死救済課に遺贈する。 令和3年2月20日 住所　◯◯県◯◯市◯◯町◯丁目◯番地◯号 遺言者　石清水　愛　印 遺書　 拝啓、チームへ 僕は、貴方達に嘘を付いていたことを今ここでお詫び申し上げます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石清水　愛 遺書 キリルへ 初めまして。 まず、僕は、石清水新では、ありません。 僕は、彼の弟の愛と申します。 ずっと嘘を付いていたことをお詫び申し上げます。 僕は、新として死にたくないのです。 兄さんを二度も殺したくないのです。 今ここで死ぬことを許してください。 僕は、新としてではなく、愛として死にます。 僕のことを新と呼んでくれてありがとうございます。 僕を「石清水新」と呼んでくれるたびに僕は生きてて良いのか迷ってました。 でも、新を生かせるなら、このままでもいいのかと、キリルの優しさに甘えてしまってました。 僕は愛だ。 新じゃない。 新は死んだ。 僕じゃない。 でも僕は新として生きたい。 愛として死にたい。 そんな我が儘、新は許してくれるのかな。 もう考えるのも疲れてしまった。 僕は、ここで愛として先に死にます。 新に傍に居ろって言ってくれてうれしかったです。 僕がいなくてもきっとキリルは前を向けると思います。 貴方は強い人だから。 僕なんかよりもずっと強い人だから。 僕なんかよりも素敵な人だから。 僕なんかよりもきっと素敵な未来を紡げるから。 僕を、新を救ってくれてありがとうございました。 ただ一緒にいてくれるだけで嬉しかった。 全てを貴方に伝えられてよかった。 けど、ちょっと寂しいかな。 天国に行けるかはわからないけど、先に逝ってまってます。 親友のレイにはこのことは伝えず、仕事で亡くなったと伝えてくれると嬉しいです。 今まで、本当に色々とありがとうございました。 人として貴方を尊敬しています。 これからも、頑張ってください。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石清水　愛 B0C4DE

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ