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何処にでもいる不器用で心優しく善性を宿している、ごく普通の高校生。やや虚弱体質。好きな食べ物は舞茸の天ぷらと豆大福、嫌いな食べ物は冷えたボソボソの炒飯。 ちょっとかっこいいかなぁと思って髪を伸ばしてる。若干暑い。 「いつも朗らかで明るく、一つ一つの縁を大切にする子に育って欲しい」という祈りを込めて名前を付けられた。 待望の第一子として生を受ける。広澄家の血縁者はそれまで子宝に恵まれなかったため、周囲からのしっかりとした愛情を一身に受けて育つ。 その後すくすくと育ち小学校へ入学。何かの拍子で席が横になった「深淀 海」と親しくなる。何か…ずっと喋る明るくて面白い奴だなぁははは。本人はその話を非常に楽しんで聞いていた。 しかし学年が5年生になったばかりの頃、小児性心臓疾患を抱える。入退院を何度も繰り返し、毎日のように体調不良に見舞われる、絶対安静の毎日。今までとは180°も異なる、同年代の子どものように遊ぶことも、学校へ行くことも出来ず孤独な日々を送る。それでも、深淀 海は毎日のように放課後お見舞いに訪れ学校での話をしに来てくれた。時には喧嘩やすれ違いもあったが、それでも何度もお見舞いに来て、色んな話をしてくれた。明るく話すその姿に何度も救われた。 6度目の入院の際、中学2年となった頃にとある内科の医師を紹介される。「真壁 唐七」という医師である。それまでの担当医とは異なり、いつも彼の病状の状況、世間話などを事細か数時間かけて聞き、それを基にした適切な処置により疾患は根治することに成功。深淀 海が精神的な助けだったとしたら、この真壁医師は緑朗の肉体面を助けた、といっても過言ではない。そして彼のその姿に憧れを抱き、いつか自らも医師になりたいと夢を抱く。 そして高校生となる。今までのように疾患の症状は出ることは殆どなくなった。昔と変わらず深淀 海の話を楽しげに聞く毎日。第二次成長期に入り関わり方や話し方の変化さえあれど、いつもと何ら変わらない日常を送っている。高校では美化衛生委員会に所属し、将来は小児科医となるべく週一、二で真壁医師(現在では先生かクソジジイと呼んでいる)の元へ通い勉強をする毎日。 いつもと変わらない日常が、何でもない毎日がこのままこれからも続くと思っていた。 悲しみを、恐怖を乗り越えた末に、大きな大きな幸福を。諦めず驚異に立ち向かうその姿に祝福を。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 沸騰した泥のように泡立つ影を全身に纏うことで異形の獣となる能力を持つ。 全長は2mを優に越え、筋骨は異常なまでに発達している。頭部は剥き出しの有蹄類を思わせる頭蓋骨のような強化外骨格を纏い、剥き出しの乱杭歯により口は常に開け放たれている。王冠のように雄々しくも恐ろしい角を有する。左右計6つの目は赫赫と輝く。 上半身は類人猿を思わせる身体をし、指の先端は鍵爪となっている。 尾てい骨部分の尾が1つ、黒黒とした蛇の頭が生える。 下半身の腿部は丸太のように太く発達し、特に脹脛に該当する箇所から足先はヒクイドリやダチョウなど、地を疾駆する鳥類のような形となっている。 そして身体のあらゆる箇所から、自由に生物の器官を発現させることができる。正に合成獣と言っても過言ではない悍しい姿。 そして、彼のレネゲイドウィルスは通常のものと異なる性質を有する。 「対抗種」と呼ばれ、簡単に言えば「レネゲイドウィルスを殺すことのできるレネゲイドウィルス」である。これは感染者にも作用し、身体に計り知れない負担や異常を残すと予想できる。 "極点"を使用することによって周囲からのレネゲイドを吸収、純粋な破壊エネルギーに変換し照射、対象を粉砕する異能を有する。 使えば使うほど進化し続け、より負担は大きくなる。演出のイメージはシン・ゴジラの内閣総辞職ビーム。 超常たる異能の力を手に入れることの恐怖や大きな力の渦を代償を乗り越えて強くなっていく、巻き込まれ系PC1。 モチーフはゴジラKOM、シン・ゴジラ、東京喰種、蒼穹のファフナー、チェンソーマン。 https://www.youtube.com/watch?v=SbGFpis3hiw 　→ココロノナカ https://www.youtube.com/watch?v=issXuOYcKOY　→ＰＳ．ＲＥＤ．Ｉ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Abyss全話を経て 自身の持つレネゲイドの特殊な力を何かに生かそうとレネゲイド研究により傾倒し始める。しかしながら小児科医になるための勉強も欠かせない。昔と変わらず、誰かを助けることのできる人になるために、自分自身達の都合で命を奪ったものに少しでも報いるため、その命達に恥じぬ様に、今まで以上に自分の力の待ち得る全てを注ぎ込む。記憶処理薬開発にも一助する。 海との交際も続く。些細な「しつこい」は今でも辛い。 リヴァイアサン・イブ討伐から12年後。27歳の春、ソラリスシンドロームのイージーエフェクト《中和剤》を応用し、「レネゲイドウィルスによる身体壊死部分への回復行為阻害を緩和する薬品」を作成。レネゲイドウィルスにより完全に復元できなくなってしまった身体部分に対して作用し、リザレクトなどの回復行為の働きを阻害する状態を緩和する薬品を、UGN日本支部の研究者達、エージェント2名の助けを受けて開発した。 使いどころは限られるがオーヴァードの負傷、後遺症改善やレネゲイド研究、特に一般の生活に介入するエージェントやイリーガルに貢献する。 自身もこの薬品の試作品により、後天的に失明した左目の視力、左手中指と薬指の感覚、一部臓器の弱まった働きを回復。以前失明した右目の視力や頭髪の色は戻らなかったものの、一般人と何ら変わらない生活を送れる様になる。 同年に深淀 海と結婚。

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