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鞍川 朝日(くらかわ あさひ) 高校3年生 ｢…………こんばんは。｣ ｢ちょ、なにしてんの。…服くらいちゃんと着なよ……ボタンぐちゃぐちゃなんだけど。｣ ｢何もかも大っ嫌いだ。みんな皆死ねばいい。世界なんて滅べばいいのに。｣ 好き→切り絵、雨の日、バイク 嫌い→騒音 何事に対しても達観してしまっているふしがあり、感情を出すのが下手くそ。 今の生活に苦痛を感じており、一緒に育っていたのに出ていってしまった兄に対して頑張って欲しい、こちらのことを気にしないで幸せになって欲しいという優しい思いとともにどうしてそばに居てくれないんだと恨む気持ちを持っている。 家庭環境がおかしいことはわかっているが、どうしていいかわからない。 家にいたくなくて、兄から貰ったバイク(普段は隠し場所に隠してる)で1人少し遠くに走っていくこと、公園でゆっくり切り絵をすることを気分転換としている。 両親の喧嘩のおかげで(皮肉)早起きが得意になった。ひとり黙々と家事をして、何も言わず家を出て学校に行き、時にバイトをして切り絵の材料やバイクの手入れに使っているそれが日常。 学校では日々クラスメイトからいじめられることが決まっており、彼らせいで理不尽な扱いを受け、日々の学校生活は楽しい物とは言えない。元から友人なんておらず、家庭環境は外に筒抜けであったため人と関わることより避けられることが多く次第に諦めた。存在感は空気。先生からも普通の無口な子って思われている。無言でいるだけ何も考えない、何も感じないその方が楽だから。いじめを受ける時、よく飽きないね、楽しいか？って心の中では呆れてる。 だからこそ自分を取り巻くストレスの要因となっているものに対して『死んでしまえばいいのに』、『苦しんでほしい』と願っている。 世界なんて今すぐ滅べばいい。自分を取り巻くストレスの源たちはみんな死んで欲しい。 殺すことも何回も脳内で考えては、いざやろうとすることを考えると何も出来ない。そんな自分も嫌いだ。 幼い頃は両親にも祖母にも笑って欲しくて自分が常に笑顔でみんなの為になにか出来ないかを必死で考えて、料理を作ったり、切り絵を作ったりたくさん面白い話をしようと積極的に行動していた。でも何も変わらない寧ろ現状は歳を重ねるごとに酷くなる。 高校に入ってからは家でも学校でもストレスを抱えるようになり徐々に笑顔は消えていった。 上手く笑えないから、マスクをするようになった。 公園で時々会うふわふわした毛並みの白猫が唯一の友達かもしれない。 あまり会えないがいつ会えてもいいように、煮干しの袋を持ってる。 ｢片鱗｣ END A-1 HO1継続不可 HO2ロスト

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