タグ： まえだと愉快な子供たち まえだうちよそ組

▽性格 彼は昔から実に平凡であった。元々医学の家系ということもあって目指す道は決まっていたが、愛書家であることから応用性の求められるヒトの精神に興味を持ち精神科へ進む。彼の持つ知識はどれにおいても平均を超えるものはなく、その他大勢に馴染むレベルの器用貧乏である。但し──本人はそれを是としているつもりは毛頭ない。鼻にかけられる能力もなければ落ちこぼれにすらなりきれない中途半端な自分を克服したいと常に思っているが、馬鹿にされるのが恐ろしくそれを人前で口に出すことはなく、負けん気の気質が邪魔をして上手く立ち回れないこともある。何か特別なことが出来たらと本を読み漁るようになってからは、すっかり愛書家として友人たちに名が知れていた。 所謂”みえる”タイプの人間ではないのだが”不思議な体験”に巻き込まれることはよくあった。気に入られやすい体質とでも言うべきか、兎に角言葉で説明出来ないタイプの謎現象の渦中にいることが多くその点でも非常に苦労しているらしい。その体験が功を奏してか、複雑な反面その仕事では大いに活躍をしている。ここ最近”精神を冒された”人たちが後を絶たないのだ。彼らの見たものを理解するまでには至らずとも、それがいることは何より彼が身を持って知っている。他の精神科医とは違い親身になり、冗談などで流さない真面目な医者であると患者からは非常に好感を得ている。 ▽特徴表 　24）愛書家 　あらゆるジャンルの蔵書を持っている。<図書館>に+20%。 　46）寄せ餌（D） 　人間以外の怪物に好かれやすい。 　誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 ▽技能 回避・隠れる ⇒ 見えない何かに怯えるようにして生きてきた。その目から逃れるように隠れたり逃げたりするのは、すっかり身についてしまった悲しい癖である。 聞き耳 ⇒ 物音は聞き逃さない。気配は常に感じている。 精神分析 ⇒ 精神科医として真面目に患者に向きあおうとする姿勢がある。時にはヒトに理解されないような悩みも聞き届けるのは彼の生来からの経験ゆえにか。 図書館 ⇒ 自宅に医学書の書庫がある。それ以外にも興味のある書物を集めているため、見聞きしているものの幅は広い。 目星 ⇒ 見えないものを見ようとしていた。今は見えないものを理解する方面へシフトチェンジしているようだが。 運転 ⇒ 大学生時代に取った。車は基本通勤に利用している。 説得 ⇒ 説得は下手な方だ。何より、目に見えないものをどうやって説明すればいいのか分からない。本当にそこにいるのに。 ドイツ語 ⇒ 家に医学書があるのが当たり前であったので、読んでいるうちにそれなりに書き表すことが出来るようになった。 医学・化学・心理学・生物学・薬学 ⇒ 医学部にて学んできたもの。特筆するほど学びの深いものはない。 ▽参加卓 また明日。／宇居さなえ 平行線のアポフィライト／宇居さなえ

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