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大学進学と共に中国から日本へ来た留学生 まだ日本に来て日が浅いので日本語はカタコト。日本語を読む事はできるが聞くことは苦手 という設定を自分に付け生きる学生 中国から留学してきたことは本当だが、父親がマルチリンガルだったため、日常会話程度であれば日本語を聞くことも話すこともできる しかし、入学前日に原因不明の味覚障害、聴覚障害、接触障害etc…が発症してしまい、話せたはずの日本語はおろか、母国語の中国語すら話せる状況じゃなくなってしまった 医者も頭を悩ませているのを見て、あぁこれは治らないのか、と諦め、一周まわって吹っ切れた。そうだ自分はこの国の人じゃない、だから日本語が聞き取れなくても何らおかしくない。中国でこれにならなくて良かったじゃないか！と吹っ切れた。 吹っ切れたまま入学式へ参加し、あぁなんか話してるナァとぼんやり思っていた時、一日ぶりに声が、音が聞こえた。 すごく驚いて振り返れば着物を着た風変わりな男。音が聞こえることに驚きすぎて何を話したかうろ覚えだが、自分が彼に懐くのはもはや必然だったと言える。年上ということには驚いたが。 HO1のことは「先生(センセ)」と呼んでいる。朝起こしに行って朝ごはんを強請るのが日課。中国人皆料理上手、それ偏見ダヨー。と言ってご飯を作ってもらってる。実際料理は下手 手話と読唇術は流石に勉強した。先生が傍にいない時は「日本語聞くのは苦手だけど、読めます」とスマホに打ち込み筆談してる。 ただ、読唇術はただでさえ母国語じゃない言語を話す国なので上手くいってはいない 両親には病状を伝えてある。HO1のことも伝えているので心配はいらないとも。 親譲りの酒豪。新歓コンパではHO1の隣でずっと飲んでたら、いつの間にか皆寝てた。日本人お酒弱いネー 両親がカンフーの師範代だったため自分もある程度はできる。でも筋肉が付きにくい体質のため受け流しや回避によく使う。 大学には日本の文化を学ぶために来た。先生が専攻する文学は、先生が語る話が難しいからよくわかってない センセ、センセと言って、わざと日本語をカタコトで話し、HO1の後ろを付いて回っている 「本当のこと知っても怒らないでネ、センセ」

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