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【設定】 ・性格 真面目で几帳面な大学院生。植物学を専攻し植物バイオテクノロジー分野で研究をしている。研究テーマは「花の色を決定付ける色素ゲノムの人工開発とその応用」。 もともと父、母、妹の四人家族だったが今は一人暮らし。 桐ヶ谷美緒を博物学へ導いた張本人であり、彼女のよきお兄さんとして家族ぐるみで仲が良かった。 倫理観や道徳、常識はあるのに妹のこととなるとそれらを見失う盲信男でもある。 ・RP指標 一人称:僕 二人称:貴方 三人称:彼ら 敬語。ど真面目。難しい言葉はあんまり使わないかも。感情は乗りにくく淡々と話す感じ、考えてから話すからフィラーも間も少ない。 一人称は変わりません(自戒) ・過去 アルコール中毒でギャンブル依存。競馬や競艇、パチスロでしか外に出ず働きもしない短絡的でプライドだけが一丁前に高い父親と、そんな父親をストレスに感じ隙あらば嫌味や愚痴を吐き、喧嘩になれば感情を剥き出しにして泣き叫び物を投げ暴れ回るヒステリーを起こす母親の元で育った。 才は自身に向けられた無謀なまでの期待や二人からの暴力、無関心による育児放棄や両親が起こしたことの後始末なんかより、妹に向けられた母親のストレスの捌け口として寝る間をも惜しんだ相談という名の一方的な愚痴や父親からの理不尽な肉体的あるいは性的な暴力に憤怒しており、日々起こる問題に泣き、弱っていく妹をただ抱きしめ「必ず二人で家を出る」と家庭への憎悪を膨らませていった。 中学生ながら策を練り、母から向けられた自分への期待を利用し受験対策と銘打って妹を連れ出して家を出る。 二人暮らしを始めてから妹はPTSDを発症していたのが仇となりうつ病やパニック障害、社交不安障害などを併発し不登校となっていた。 日に日に弱る妹に何かできないかと思案し、思いついたのが才が幼少期から好きだった花。毎週一輪だけ花を買い、花言葉や生態を語って聞かせることで気分転換をさせてやろうという幼い魂胆だった。 才が語る生態は13歳の妹には難しいと思えるほどに詳細だったため楽しそうに聞いてはくれるもののあまり響かなかったが、花言葉だけは覚えるほどに気に入っていた。 ある日、妹が一輪の赤いチューリップを買ってきてくれた。外どころか部屋を出ることすら困難だった妹が。「勝手にお金使ってごめんなさい」と謝っていたが、そんな言葉が耳に入らないくらい才は幸福だった。小学生の頃から愛おしく思っていた妹から「愛の告白」を意味する赤のチューリップをもらえたから。 その日を境に交際を始めた。今までとは一変、毎日が幸せだった。 家から盗んできたアルバムの、途中で父がおかしくなってから止まってしまった妹の生の続きを記録し始めた。 毎日一枚以上の写真を撮り、その日妹に起きた出来事を日記のように書き残し、時には自分の性欲のままに盗撮を繰り返した。 妹もそれに気付いていながらもそんな才を受け入れた。お互いに歪んでいたが、そこには確かに愛があった。 この交際をきっかけに妹は精神を持ち直し学校へ行き始め、音大を目指すようになった。才も妹を立ち直らせてくれた花に執着に似た感情を持ち始め、日本一の大学から花についての研究ができる大学へと進路を確立していった。 ・大切な人 彼が大切に思っていた人物は「薬研 奏(やげん かなで)」。 23歳でフルート奏者を目指す音大生で、彼の実の妹であり恋人。 幼い頃から音楽芸術の全てに才があり、彼の前でもよく歌ったり演奏したりと彼の前では特別多く、その才を遺憾無く発揮してくれていた。 二人が付き合い始めたのは才が15、奏が13の頃。才から告白したのがきっかけだった。 次の旅行はスイートピー畑を見に行こうと話をしていた矢先に殺害された。 スイートピーの花言葉：別離、tender memory（優しい思い出） (前者は花弁が蝶のように舞いながら散ることからついた。今の命を全うし次の生への前向きな別れ？) ・特徴表 寄せ餌 ーーーーーーーーーーーーー 以下ネタバレあり ーーーーーーーーーーーーー 【通過シナリオ】 ●毒吐(可舟卓) 2022/10/08 ED2「独白」：探索者生還

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