タグ： 孤独の密室

職業「元船乗り」 漁業団「麦わら」に所属していた そこでクルーメイトとしてハンバーガー作ったり、金庫室を開けようとして諦めたり、平凡な日常を送っていた。 しかし、日常はある日突然崩れる。 その日、始めは普通の航海だった。 異変が起きたのは22時頃。停電や酸素が止まる(潜水艇ということで)などの異変が頻発した。 俺は、何事かと思いながら異変が起きては逐次直して回っていった。 その時突然ブザーがなり、謎の光に包まれた。 目を開けると、船員10人全員がカフェテリアに集合していた。 船長「この中に一人インポスターがいる。投票によってそいつを決める。」 突然船長から放たれた言葉に呆然としてしまった。 （インポスターってなんだ？知らないと馬鹿だと思われるから黙ったおくか...） なんかよくわからんけど投票が始まった。皆真剣に話し合っている。 俺は早く業務に戻りたかったから適当に後輩のサボに票を入れておいた。 （サボはよく俺だけに通気口脱出マジックを見せてくれる面白い奴だった） 投票後、船長がインポスターが[サボ]に決まったことを発表した。 俺はサボに祝福の言葉を送った。 「よくわからないけど当選おめでとう」 サボは泣いていた。相当嬉しいんだろう、良かったな。 そうしていると突然、他の船員全員でサボをぐるぐる巻きにして船の外に落としてしまった！ 俺は船から飛び降り、サボを追いかけた。しかし、見つけられず、泳いでいるうちに気を失ってしまった。 目が覚めたらどこかの海岸に打ち上げられたところだった。 思考はまとまらず、震えながら家に帰り、ニュースを見た。 [漁業団「麦わら」全滅！原子炉融解が原因か？] どうやらそのあと、おれの乗っていた船は沈没。二度とこの世に帰らなかったらしい。 一晩にして仲間、職業を失った俺は失意のままうなだれていた。 5年後、俺はバーガーショップを開けるくらいには回復していた。しかし、今でも水を見るだけで足がすくんでしまう。 そんなある日、一人の客がバーガーを買いに来た。俺はその顔を見て震撼した。 「あのとき、死んだと思ってた!!!」ドン‼ 目の前にいるのは間違えなく、あの時落とされたサボだった。

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