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「ふぅん？面白そうじゃねぇか…ちょいと仲間に入れておくれや」 「そら、傘を持ってお行き。通り雨がやってくるぞ」 薄い水色の長髪に、金色の瞳、赤い番傘がトレードマークの男性。正体は雨を司る龍。 髪と同じ色の毛皮に覆われた獣耳、枝のような褐色の角、清流のように青い鱗と毛皮に包まれた尾を持つ。 人好きな性格で好奇心旺盛。時代錯誤も甚だしい和装で街中を歩いているため、子供たちには人気。ちゃんと耳、尻尾、角は隠せます。 彼が歩くと、大なり小なり雨が降るため、歩く天気予報代わりにされている（） め6う追記 太古の昔、飢饉で悩む人々によって生贄に出された結果龍神と同化した青年。長い長い旅の中で親友と呼べるべき存在がいたが、龍となったその身では彼と寿命の差は大きく、やがて亡くなってしまった。人が好きで近づきたいが、ひとり置いて行かれることへの孤独感を感じていた。 それからというもの、友人や大切な人を作らず生きてきたが、ある雨の日パースエイダーの祖先となる少女に出会う。その少女は明るく、何度突っぱねても笑いかけた。やがて雨で冷たくなっていた心はぬくもりに包まれ、彼女が逝く時も、彼は寂しくなどはなかった。 それからというものパースエイダーの家系を支え続けてきた。Gardenの設立などは偶然のものだが、「まだ恩を返しきれてないんでな」と彼のことを手伝い続けている。 あの時の少女と同じように、きらきらとした目で変わりゆく世界を今も見つめている。

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