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◆設定 　正しい愛称はトトー。大体トトと呼ばれる。 　名前は大好きな祖母がつけてくれたものだが、救世主という意味を持つサルヴァトーレと呼ばれることを余り好んではいない。 　幼少の頃より抜群の楽才を示し、超有名な音楽院で高名な講師たちに師事を仰いだことのある所謂、神童。 　トトーの習い事と両親の事業のために、現在はミラノに居を構えているが、元々は聖母信仰のある片田舎の出身。 　トトーの家族以外の親族はいまだ全員聖母信仰のある片田舎に住んでおり、一族郎党敬虔な信者でもある。 　一族はみな類稀なる才能を持つトトーのサンタ・アンジェリ少年聖歌隊入りを心から望んでいた。 　そしてそれはトトー本人も望んでいたことである。 　自分の才能ならばいずれ必ず呼ばれると信じてもいたため、今回の招待状は待ち望んだものとして一も二もなく大喜びで受けとった。 　「天使になるということ」を誇りに思っており、聖歌隊に入る前に家族との別れも済ませてきているので、天使にならなければ帰れない。 　(シナリオ的に問題がなければ、彼の大叔父にあたる人物が天使になる誉を受けていたりして、その話を聴いて育ったとか) 　天使になるうえでの死は絶望ではなく、救済、もしくは信仰の教え通りだと信じている。 　年齢的に変声期が近づいている事に恐れを抱いており、自身に天使の歌声という価値があるうちに消えたいとも思っている。 　そのため「天使になるということ」が真に生物としての死を齎すのであれば、それはトトーとっての【救済】になる。 　(とはいえ変声期を迎えたからと言って自分の才能が劣化するなどとは微塵も思ってはいないし、世間に認めさせられるだけの実力はあるという絶対的な自信とプライドもある。　 　ただ、この先どのような称号を得たとしても「天使になる」という名誉・栄光には至らないだろうと思っているだけ) 　(ガッチガチの信者です。信者以外からみたら若干狂信者に見えるかもしれませんが、信者身内からみればごく普通の敬虔な少年です) ◆性格 　幼少期から神童と誉めそやされていたため、悪く言えば若干のナルシスト。 　だが、自身の天賦の才に胡坐をかくことなく日々の努力を惜しまないアスリート系でもある。 　自分の才能に絶対の自信があり、自身の才能を貶される事を酷く嫌悪する。そのためか、人付き合いが苦手で、友人といえるような人がいない。 　それはトトーも多少は気にしているが、自分が省かれるのは自分の才能に嫉妬しているからだと決めつけているため、結果、友人なんていなくてもいい、になってしまっている。 　彼の世界は、家と教会と音楽院、それと発表の場として立つ名のある舞台で構成されている。 　そのため割と世間知らず。自分でキャンディすら買ったことがない箱入り。 　とはいえ、知ろうと思えばいくらでも知ることができる時代である。知ろうとしなかったのは、トトーの選択であるとも言えるだろう。 　(世間の話題といえば、ノストラダムスの予言と、シナリオが3月以降ならトンネル火災事故、11月以降ならアパート崩壊事故などの大きい事件のことは知っている、というくらい。スポーツには興味がない) ◆家族構成 　父・母・妹の四人家族。 　全員聖母信仰の信者。 　妹は先週3歳の誕生日を迎えたばかりなので、恐らく殆ど兄のことを覚えてはいない。トトーが天使になったなら誉れ高い兄として伝えられるだろう。 　何代も前からずっと聖母信仰の信者の家系であるため、血縁は女系。 　女児は次の世代を紡ぐとして喜ばれ、男児は天使になる為に厳しく育てられ、尊ばれる。そういう一族。 　宗教や環境を疑問に思い家を出て行った親族も居たかもしれないが、トトーが知ることはない。 　 ◆参加シナリオ ◆AF

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