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[設定] 　両親と死別し、預けられた親戚には軍に売られ、軍で訓練を受けた。敵国に潜入し、敵の情報を奪い、時には銃で敵を殺す。裏切り続けた人生を送った。そのせいか誰も信用できなくなり、軍から与えられた任務をただこなすだけの機械のようになっていった。 　そんなスコットにも唯一心が許せるものがあった。初めての任務から今まで一緒に連れ添った相棒のライフルだ。メンテナンスや改造・修理など自分以外の誰にも任せたくはなくいつも自分でやっていた。ある日の事である。時間が余ったためライフルの改造に勤しんでいたスコットのライフルに淡い光が宿ったのだ。首を傾げ、異常を調べているうちにその光は自らも包み、そして治まったころには自分とライフルにありえない力が宿っていた。不思議に思いながらも「これは超能力的な何かなのだろう。強くなったみたいだし別にいいか。あ、でも誰かに知られると面倒だな」っと思いながら特に気にせず誰にも打ち明けることもなく（打ち明ける相手はいないんだがね）、日々を過ごしていた。 　

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