タグ： なべ ホルマリン漬けの心臓

投擲の才能 投擲のダメボ半減なし 死体修復士としての仕事を始めたばかりの頃、海外で医師兼修復士として震災ボランティアに参加。 そこで経験を積んでいたがまだまだ経験も浅かったので救えなかった人物もいた。 それに逆恨みをつのらせた親族や現地の人からナイフで切り付けられ顔に傷を負ってしまった。 形成医学も進んでいる昨今、消そうと思えば消せる傷でもあったが自分への戒め、経験と技量をもっと伸ばし数多くの人を救えるようにするべく傷を残している。 したがって本来よりもAPPが低くなってしまっている。 大学時代は髪を白く染めていたが、働きだしてから染め直せておらずかつストレスもあってか色素が抜けアッシュのような色になっている。 無造作に流しているが、仕事の時はハーフアップないしポニーテールにし邪魔にならない程度に上げている。 普段から煙草を吸うタイプではないが、遺体を修復した時、担当している患者が亡くなった時のみ煙草を吸う。 彼女なりの、死者への送り火である。 夏場なので迅速にやらねばならない仕事が増えてきている。 人の死と触れる機会が増えると、当然ながらストレスも増す。 ストレスは酒でパーッと晴らすのが一番なので、毎年この時期は飲酒も加速していく。今年も当然加速している。 刑事である京極さんとは仕事柄絡むことも多少あり、たまに飲みに出かけるくらいの仲。 少々の無茶振りにも答える代わりに（うっかり）口を滑らせてもらったりする間柄。

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