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乃崎 芽乃(ノサキ メノ) 何をするにもぼんやりしているが、食べることとなると満面の笑みを浮かべるちょっと変わった青年。美味しいものは何でも好きだが、特に肉に目が無い。 大体ぼけーっとしており感情の起伏も少ないが、基本的には人に親切。特にお腹を空かせている人を見つけるとすぐに世話を焼こうとする。 多分天然。動作が妙にゆったりしているが若干潔癖症の気がある。 ゲテモノは大好きだし、好き嫌いも無いため彼が｢不味い｣と思うものはあまり無いが、彼曰く｢空腹と不味い食べ物は世界で一番許されないもの｣。 一般家庭で育った彼の母親は、結婚した相手が代々医者を輩出する名家に生まれた男だったため、身分差が気に入らない姑や親戚から嫌がらせや陰口、嘲笑を浴びせられた母親は精神を病み、｢異食症｣を発症。 元々は類稀なる料理の才能を持っていた母親だったが、異食症によって命の危険すらある壮絶な料理を作り出すようになる。 それらを幼少期に食べ続けていたことが関係し、｢美食｣に対し並々ならぬ執着がある。というか、｢不味い｣ということがほぼトラウマになっている。 いつだって自分に優しい母が普段通りの柔らかな笑顔で差し出してくる形容しがたい｢何か｣、まるで当たり前のように繰り返される狂気に塗れた食事、無理やり料理を押し込んだ口の中に広がる異様な味、食感、匂い。そういったもの全てがフラッシュバックしてしまう。 途中から自分で料理を作ることによってその地獄の時間を回避するようになり、母から受け継いでいた料理の才能を開花させた。 父親の家から医者になることを強制されておりそうなる為に生きてきたが、衰弱した母の死を契機に家を出奔。 今は料理人として自分で美食を追求したり、客として美食を味わうことを人生の生き甲斐としている。 死の間際、束の間の正気を取り戻した母に勧められて開いた店は評判も良く、開店する度に美食家たちが詰め掛けるほど。しかし本人は素知らぬ顔でよく臨時休業の看板を掲げている。逆に開店している日の方が少ない。 ちなみにお店の名前は｢篠ノ目｣。母親が｢貴方の店が繁盛するのを見たかった｣と最後に零した為。母親の名前は｢篠｣。 【特徴表】 ・前職:医者［医学］ ・受け身

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