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本名→ 黒羽　夕(くろば　ゆう) ぞっとするほど美しい女性とみまがう程の男。名前はもちろん偽名。 甘味処「あび」で働いており、忙しい時はホールにも出るが顔がいい為、むしろ混雑するので基本は厨房にいる。 おっちょこちょいで、どこか不思議ちゃんであり、一般常識がわからない節がある。 "ナルシシズム、誇大性、自尊心、エゴージズム、共感の欠如が特徴とされる" 人間が持たない方がいい特質、三つあるダークトライアドのうち一つを有している人物だからだ。 しかし幸いマキャベリズムとサイコパシーは持っていないので、衝動的反社会行動や、無反省ということはない。 相手の伝え方にもよるが、説得のいいようによっては衝動も抑えられるし反省もする。 とても穏やかで仲間想いだが、「自分の性別認識が非常に曖昧」であり、男女ともに付き合える。そして性別にも拘らない。 それこそ学生時代は精通後すぐに女教師と関係をもったり同級生の男児の初めてすら奪った魔性。 性格もとても上品で穏やか、みんなの悩み事にも的確なアドバイスをしてくれる。 しかし社会の枠組みに本人はとらわれたくないため、アドバイスは大抵「世間的なアドバイス」でしかない。 味音痴であり、食事はネットで聞き齧ったメニューを馬鹿正直に守り、ルールとし、栄養がとれるならそれでいいといいタイプ。 地頭がいいため、食事に誘われても自分で決めた食べ物、食材、量しか絶対に取らない。 自分ルールがとても強く、それを破るという欲求もないのでアルハラされても丁重にこだわるし、学生の頃のチョコや食べ物は全て捨てていた。 ただし化野の料理ならゴミでも絶対に食べる。 【HO1に対して】 どうして生きてる? ととにかくその謎を解きたくて基本べったり。 興味が非常に強く、殺したことに対してはとくに葛藤しているわけではない。ただただその異常さに魅了されている。 【化野 祝/アダシノ ハフリ】 めちゃくちゃに懐いている。「兄さん」と呼んでべったり。基本人との距離が近い。パーソナルスペース? なにそれおいしいの? こんな自分(皿を割りまくる)でも世話を焼いてくれるのでめっちゃ好き。いっそ殺したい。花嫁にしたい。 【HO2に対して】 なんだか懐かしい。どこかであったのかな? 君のこともっと教えて? 【成り立ち】 常に夫婦喧嘩の絶えない母親と父親の家に生まれた。 非常に貧乏であり、母親はデリヘル嬢で、父親はヤクザだった。 なんでも父親は金を盗み女である母親と組から逃げたらしい。 記憶は定かではないが、「うるさかった」としか覚えていない。常に殴られていたしがりがりに痩せていた。 ある日組長と幹部がやってきて、膝を抱えてすみにいた自分に幹部が悪ふざけで「両親を殺せ」と銘じてきた。 「・・・殺すってなに?」 「簡単だよ　適当にコイツらにそれ刺せばいいだけ」 「わかった」 結果、鵺は両親をめちゃくちゃに刺し続けた。それこそ、吐いてなにもできない幹部の代わりに組長が止めるまで。 子供の力だというのに、脳がブレーキをかけず、機械的に動作を続けた。死体はほぼぐちゃぐちゃだった。 「なんでここまで刺したんだ? ためらいとかなかったのかお嬢ちゃん」 「・・・・? 刺せっていわれたから　あと　ぼく　おとこのこだよ」 組長は鵺を大層気に入って、"殺し専門の処理係"として育てた。 学校には通っていなかったが、学校並みの教育は頭のいい幹部たちが変わる変わる教えてくれて、そして卒なく学んだ。 子供の頃は男に抱かれたり女に抱かれたりおもちゃのように扱われたが別段どうとも思わなかった。 組長からは「お前は頭のネジがほとんど抜けてる。だが生きることは出来る。いいか、"まともな人間に化けろ"」 その日から人間観察をするようになった。 そしてある日、組長があてがった女と結婚することになった。 「あっちの組と戦争しないっつー条約みたいなもんだ」 その日　その瞬間、　鵺は初めて「美しい」という感情を抱いた。 条約はただの餌で、無惨に殺された花嫁。飛び交う銃弾と怒声。 死んだ花嫁は恐ろしく美しかった。人生ではじめて喜びという感情を知った。 それから鵺は　組を裏切り、いや、"組の集会の日に出口という出口を塞いで全員を殺した" 組長が気に入っていた刀で次々と、自分に唯一愛情らしきものを向けてくれた組長すらためらいなく殺した。 そしてフリーの殺し屋となった。 表社会では男性ながらも花嫁を着飾るドレスコーディネーターの資格を得て、化粧も学んだ。 殺人鬼「コープスブライドの花婿」はこうして完成したのである。 【殺し方】 自分が最も「美しい」と思う瞬間に殺す方法をとる。 相手が女性でも男性でも自分に骨抜きにさせて、告白をし、「最高の愛」で満たされたその瞬間に抱き寄せて腹を差し殺す。 そして恍惚としたままの表情をした死体に、生前からひっそりと体型などを目視で計算し、オーダーメイドした花嫁衣装と化粧品を使って死体を彩る。

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