タグ： 舞う蝶の子

【特徴表】 ◆なし - - - - - - - - - - - - - - - - - 小児科医の26歳。趣味がアクセサリー作り。 兄弟揃って同じピアスを持っている。 墨染家長男であるが、兄弟以外に興味がない。 家？全てを知ってるからこそ嫌ってる。 父を自殺に追いやったのも、末っ子を居候に仕向けたのも全てこいつ。 勘違いしないで欲しいのは全てこいつの愛情表現であること。 今はそうするしかなかったのだ。 □以下詳細 墨染家 代々その家系内で子孫を残す古い風習がある独特な家系。 余命が圧倒的に短いというデメリットをもつ代わりに絶対に才能を持った子が生まれるのだ。そのためか近親相姦が後を絶たない。 そこで受け側になったものは【幸染】に苗字が改名される。理由はその名の通り髪の毛が白くなるからだ。 そして、幸染になったものは墨染の影として生きる。表に出るなんてことは論外。 さらに女性が圧倒的に多いため幸染家はカースト制度が蔓延っている。 それが兄弟で出てしまった……。気が狂った父親のせいだった。元から軟禁されている彼を助けようとはしていたのだ。それが遅かった。 そしてこの事実を幼かった末っ子は知らない。 頭がよくない次男も知らない。知ってるのは兄弟の中では長男である黒恵だけだった。 元々の兄弟仲は悪くなかった。末っ子のみあまり兄達と話せていないが、代わりに贈り物（魚の骨のピアス）は肌身離さずつけているため、悪く思ってはいないのだろう。何知らずに嬉しそうに笑う姿は誰が見ても色も相まって天使そのものだった。 ずっとこのまま隠し通せればどんなに幸せか。 しかし、そんなことは上手くいかない。隠し通して待ってるのはその世代の暗殺だけである。 しかし、長男は顧みなかった幸染の迎えが来る前に末っ子を逃がすことにしたのだ。その前には現当主に歯向かわなければならない。父親は泥酔させれば簡単に死んだ。 ただその様子を末っ子に見られた。しかし末っ子は気にする様子はなかったし、その綺麗で長い髪の毛を汚い血で染め上げていた 父の遺品処理も兼ねて漁っていると黒髪の頃の末っ子の写真が出てきてことごとく悪趣味だと思った。 ままある日、次男は突然家出をすると残して出ていってしまった。 理由は末っ子が知っているのだろうが言うことは無かった。 そうして、末っ子を適当な場所を指定して隠したのだ。 そうして長男は幸染へと出向く。 自身が次期当主から現当主へと成り代わったことを伝えるために… 幸染の現当主は驚いたような顔をしたが我関せずといった様子で後にした。 正直、1ヶ月前の事件で白咲ざらめという白髪の子を助けた時、あんな形でしか助けられなかった末っ子を思い出して重ねていたのかもしれない。 最終的に彼は長男のことを覚えてなかったがそれはそれで自分との関係が切れて良かったのでは？と思っているが、末っ子もこのように自分のことを忘れていくと思うとどこか悲しくなってたりする ＿＿＿＿＿ 彼が自分のことを思い出してくれた。それで彼の心は十分に満たされた。しかし、1番嬉しくて…でも、1番恐れていたこと。彼からの告白。彼は綺麗な人だから自分とは釣り合わない。そう思っていた。彼は処女非童貞である。家のためとはいえ、その体を汚した。また、現在は幸染の家での軽い軟禁状態におかれている。それもこれも他の兄弟を庇ったためであるが元々短命である彼の寿命はそろそろ終わりを迎えようとしている。 誰かと肌を重ねればその分、寿命が削れる。 それが墨染の攻め側になったものの末路。 そして、今はその命を削ってくるやつらの住処に自ら乗り込んで囚われている。 そんな所に彼を連れてくるわけにはいかなかった。彼を傷つけるとは分かっていた。彼のことが嫌いなわけじゃない。 でも、ダメだった。彼をここに連れてくれば他人という理由だけで殺されてしまうかもしれない。ここの家のものは白髪を見ると卑猥な妄想に走る。ただそれが墨染家のものではなかったらどうなるか……矛先は僕と彼に向けられるだろう。 この家は狂っているから……。毎夜、誰かしらと肌を重ねるが、翌朝になるとすぐ近くの水場に駆け込むことになってしまった。口元を覆って出てくるのは、赤黒い血液。やめれば止まるのだろうが許されないだろう。 何せ僕達、墨染家という家計が居なくなれば影である幸染家は動けない。 あぁ、本当に嫌になる。この黒髪も…この家も……縛られている自分も。 【通過シナリオ】 ◆ふたりの記憶 ◆ Little Cry of Abyss 【AF・呪文】 ◆なし

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