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【　情報　】 私立寝子高等学校3年在籍 // 体育コース（D組）、新体操部所属 ベース // ダンサー - [　EDU*10+POW*10　] 特記 // 芸術(ダンス)に+10のボーナス、回避に+10のボーナス。 特徴表 // 芸術的才能 - 稽古事を小さい頃に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。任意の<芸術>ひとつに【INT*3】を加える。PLは音楽、著述などの専門分野を指定する事。【　INT*3 - 36 // 芸術(油絵)　】 【　備考　】 いつだって、運に恵まれていた。笑みを湛えればそこそこ可愛く映る顔に、生まれ持った器用さ。他にも武器と成り得るものはそれなりの数を持ち合わせ、食蜂うららは賢しく生きている。おさない頃から幾つか習い事はこなしてきたが、その中でも取り分け好ましく思い続けてきたものは新体操。バレエのように自らのつまさきを潰すことなく、けれどうつくしさを誇示出来る。磨いた技術は評価され、その度に心が満たされた。──けれど食蜂の持つ技術とは、他人のものを盗んだ結果である。練習中に他人の動きを観察し、参考にするだけならば良い。それは尤もな練習法であるだろうし、何より努力の姿勢として認められるかもしれなかった。しかし食蜂はそれだけでは飽き足らず、演目の構成を相談段階で他人と酷似したものにしては"オリジナル"側へ自らの実力とその場凌ぎの言葉で黙らせる術を心得ていた。幸いにも、運がいつも味方をしてくれたのだ。言い訳は正当性を持った理由となり、悪びれる様子無く言葉を並べる口はうまく回る。それに騙されてくれているかどうか窺うことを繰り返せば、自然と人の心の内をのぞく目も養われるというものだ。悪い噂は勿論立つが、そんな声も聞き逃すことはしない。噂を聞けば、その後に善行を繰り返しマイナスのイメージをプラスのイメージで塗り潰した。そんな風に小賢しく生きては人をてのひらの上で転がして上手く使い、笑顔の裏では騙されて嗚呼馬鹿らしいと他人をせせら笑っている。 ただし内輪に引き込んだ人間には存外やさしく、気を遣うこともある。その人が大切というよりは、自らの周囲に居る人間のレベルや評判は落としたくないというエゴこそが中心だが。自分自身を守る為ならば、ヒーローを気取ることも吝かでは無いのだ。自分の周囲は均せるし、評価は上がるしで一石二鳥も良いところ。──新体操以外の才能のひとつとして油絵の心得があるが、これは幼い頃の初恋の先とした近所のお兄さんがやっていたもの。家の近くのアトリエで行われていたお教室にも通ったが、その男性が薬物所持でしょっぴかれて以来すっかり冷めてしまった。否、萎えたという方が正しいか。曰く「あれは無いわ」とのことで、心底引いているらしい。しかしそれ以来他人の様子に引っ掛かる点を覚えると気にしてしまうようになり、近頃は友人の様子を窺っている。──そんな風に勝手気侭な学校生活を送っているが、後はもう卒業するだけだ。卒業さえしてしまえば、後はもう此処で付けた実力がどうとでもしてくれる。働き蜂のように他人がせっせと積み上げた技術は、疾うに食蜂の血肉と化しているのだから。 【　記憶　】 おゝかみ - [　花籠霞、天崎繋　] 【　技能 // 職業❖、興味✿　】 回避・忍び歩き・跳躍 ❖ 練習中の不慮の事故は避け、美しく魅せる術を磨かねばならない。摺り足、姿勢を崩さぬジャンプ。決して容易くは無い。 登攀 ❖ ボディバランスを崩さぬ為のトレーニングは、家では方法が限られる。格好悪いけれど、庭に設置した子ども用のブランコを懸垂に使うことも。少し高いので、最初はよじ登らねばならない。 目星・芸術(新体操) ❖ 他人の技術というものは、盗む為に存在するのだ。歴史だってそうして積み上がるのだし、独自で研鑽するより余程利口且つスピーディに成長出来る。 人類学・歴史 ❖ 演目の理由付けとして、自らがどういった視点から刺激を受けたのかと他人に説く為。知識は、身に付けておいて損は無い。 聞き耳 ✿ 噂を聞く為の能力はそこそこだが、嗅覚は然程研ぎ澄まされていない。 機械修理 ✿ 物の仕組みを理解するの嫌いではない。理解していた方が動かしやすいのは人と同じだ。 言いくるめ ✿ 人に納得されるだけの理由など必要無い。その場を凌いでしまえば、また後でそれを補強するだけの言葉を生む時間を得られるのだから。 心理学 ✿ 人の心は、存外表に出るものだと心得ている。声音に表情、視線の動き。詳らかにしては、それすら言いくるめる材料へと変えたいところ。

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