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丹胡（にこ） Ⅶ・peccāta　HO暴食 【職業】2015より用心棒、人間山脈ベース。EDU×10+STR×10で職業ポイントを取得 　丹胡 狗頼（にこ-くらい）。◯に↓こ↑×に↑こ↓ 　名前は七つの大罪のうち暴食に対応する悪魔ベルゼブブと、その悪魔憑きにかかった少女ニコール、その子供であるニコルベルから。 　平凡顔の門番。鎖が繋がった首輪、マズルガードをつけている。 ＊以下ネタバレ祭り ＊ 【HO補正】 ・キック、拳銃、マーシャルアーツ、三叉槍の初期値を60%に変更 ・怪物時はSTR26、CON25、HP20、db+2d6に変化 　平凡顔の門番。鎖が繋がった首輪、マズルガードをつけている。これは館にやってきた当初に自分からつけさせてくださいと頼んだもので、何かの拍子に獣化してしまった時のための予防線、あるいは時間稼ぎなのだが、館の人々には「おれはお館様の犬なので……」「それと、よくお腹が空いて悪いもんまで食っちゃうので」と誤魔化している。誤魔化せてんのか？ 　勤務態度はいたって真面目だが、門番という仕事の性質上暇そうではある。鏡花(こはね)が食事を持ってきてくれるとついつい話し込んでしまう。 　本名は二鈴 晃（にすず-ひかる）。家族構成は、両親、叔父が1人、兄が2人と姉が4人。14年前のあの日は、晃の9歳の誕生日パーティーのために昼から伯母がやってきていて、夜には誕生日の近い鹿山こはねを招いて一緒に誕生会をするという計画だった。 　夕方、突然暴れて家族親類10名を惨殺し、血まみれの部屋の真ん中で茫然とする晃を最初に見つけたのはこはねだった。 　こはねに名前を呼ばれてハッと我にかえり、ぐちゃぐちゃになった料理とこはねを順番に見て、「……ごめん」と最初にこぼしたことはハッキリ覚えている。そのあと、逃げようとか、逃げなきゃとか、そんなことを言った気がする。それからどんな流れになったか覚えてはいないが、こはねを連れ出す形で逃亡生活が始まった。こはねには悪いことをしたとは思いつつ、なぜ自分についてきてくれたのか今になって疑問。今更聞くのもおかしいので聞いていない。 　惨殺事件から9年間はとにかく逃げるのと生きるのに必死で余裕がなく、いくつの偽名を使ったのかはもう覚えていない。人を殺すたびにその人から名前をとって偽名として利用してきた。音はそのまま、少しずつ違う形に変えて自分のものにする。人そのもの全部食らう怪物のように、名前を食べて、手に入れて、そうしてまた別人になる。 　手元には身を守るために人からくすねた物騒な品々を抱えて(例えば拳銃とか)、だんだん誰でもないものになっていった。 　何度目かの改名のあとで森に迷い、たどり着いたのが今の館。(許されれば)出身地は東北のほうで、館の場所によってはほとんど日本横断する勢いで逃亡してきたことになる。 丹=赤。辰砂の色。 胡=でたらめで筋が通らないこと。胡乱。 狗=犬 頼=頼りにしています/頼りにしてください くらい=暗い(⇔ひかる)=cry 二鈴→西→仁科→新里→弐坂→丹胡……かな……もっとあってもいい 例えば元の持ち主の名前は夢ヰ(くらい) 【通過シナリオ】 ・Ⅶ・peccata 小ネタ：ぬいぐるみの持ち方が高橋一生

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