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「テレーズの頼みごとだ…しかたねえ。」 高校2年の本部エージェント。趣味は光遊び。周りの景色をゆがめさせたりして遊んでいる。 幼いころからその力を持っていたが母親を事故で亡くし、父親と共に過ごす。父親は会社勤めで家に帰ってくることが少なく、いつも自分の手の中にある白い光をいじって遊んでいた。 しかし、同級生とのけんかをした時に、とっさに手から白い光が出た。そして気づく。その光が友の皮膚から血を出させるのに十分な力を持っていたこと、自分の光は、誰もが持っているものではないということ、そして…その力は、一瞬で自分を孤立させることを。 　ずっと他人と距離を置き、他人と手をつなぐことさえ怖がった。そんなある日、放課後の帰り道、見慣れない少女が自分に向けて『あなたは、何をそんなに怖がっているのか、聞かせてくれない?例えば…光とか？』 自分のことを見透かしてくるように話しかけてくる少女は、そのまま自分の手を取ろうとしてきた。 何故自分の悩みを知っているのか、もしかして自分の"力"が出てしまうかもしれない、そんな不安と動揺のせいか 自分の手から、拒絶するかのような白い光が走った。 ああ、しまった。止めないと＿＿しかし、その光は、届くことはなかった。自分と少女の前に現れた梟が自分の白い光をすべて散らしていた。 『あなたはまだその力の使い方を知らないだけ。知れば何も怖がることはない。さあ、私も知りたいのよ。あなたのこと。』そう手を差し伸べる少女の手を握る。光はもう出なかった。代わりに自分の光よりも眩しい少女の笑顔が見えた。 _______という感じだったよね。俺とテレーズの出会い。え？嘘?いやまさかあ。本当にまぶしかったんだぜ?え？手差し伸べた時いきなり光出したからサジェスにしばかれてた?いやいやあれはトラウマのせいだって!全然幼女に興奮したわけじゃないから!またしばかれたいかって?え、何でサジェスそんなノリノリなの？なーんでええええぇぇ… そ、そんな訳で今は俺も本部エージェント。あの時テレーズが来なかったらジャームになってたかもねー。ま、今じゃ武器を透明化させられるぐらいには光の扱いもうまくなったし。手ぶらで来たわけじゃないってこと、分かってもらえたかな?じゃーねー。最期は面、白くなって消えちまえ☆

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