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「そうだなあ……じゃあ、こういう取引はどう？」 「世界で一番大切なもの？ふーん……そんなの決まってるじゃん」 一人称　おれ ぼく わたし コロコロ変わる 二人称　へんなあだな *☼*―――――*☼*――――― 暴食の罪とはよく言ったものだ。人間は食える時に食わねば死ぬと気づいていたのは、恐らく物心付く前だっただろう。 両親の顔は覚えていないし興味も無いが、物心ついてしばらく経っても"金"という存在を知らなかった自分の家庭は少しおかしかったのだろう。何が原因で自分が一生かかっても返しきれないほどの借金を背負ったのか見当も付かないが、義務教育すら受けずに育ってきた縛吒はそれが普通なのだと思っていた。 毎日言われた仕事をこなし、人を騙し、物を見繕い、言葉を売り、情報を買い、それがいつもの日常であった。皆が皆、五本の指を齧り取りたくなるような飢餓に耐えながら生きて、それでも仕事をしているのだと思っていた。 いつしか金というものを知っていた。 どうやらこの世界は、"金"を中心に回っているようだ。仕事をするのは金のせい、人間が不機嫌になったり、家庭が崩壊するのも金のせいらしい。それと、自分が普通の暮らしを出来ていないのも。 人も物も、愛ですら全部金で換算される世の中だ。全ての尺度はお金であるべきで、それ以外を俺は知らない。 それがまさか、人生を2周しても返しきれないほどの借金が、一夜にして消えてしまうなんて。彼女に貰ったのは、多大な愛か、それとも金なのか。普通を知らない縛吒には分からない。 … 「……え！？社長女の子じゃなの！？」 「アッハハハ！僕は男だよ！」 *☼*―――――*☼*――――― 愛情=金　とか　理性では違ぇだろうなあとは分かってるけど、本質的な所では世の中の全部に金で交換出来る価値があると思ってる男。1億貰ったらえ！？そんなにおれのこと好きなの！？ってなる。好きなひとが出来たら多分金を渡す。ちょっとズレてる。 でけ〜一軒家とか車とか金持ちのステータスになりそうなものを好んでいるので持ってる。片目がほぼ見えないのは幼い頃の栄養失調っぽい。ちびの頃は舐められない様に一応強かったので戦闘系はそれの名残。 本人はあまり考えたことないけど、家族にいい思い出がないので、家族みたいな関わりを持ってるみんなのことはむちゃくちゃ好き。お金を渡すのは流石にやべえなと思ってはいるので、飯はいつも奢りたがる。もしかして生粋のオタク気質なのか？ はじめての特徴表 【強固な意思】【芸術的才能】 【件の如しと言いますが】(2021-4-6) 触手、きめ〜！ おれがみんなを守らなきゃな。 【シーサーペント・ディストーション】(2021-11-20) ヤトにお友達ができたようだ。 ふたりが海を克服？したみたいでよかった。 【氷椛】(2022-01-15) 約束って、時には破るのも必要じゃなぁい？ 【逢魔時怪士奇譚】(2022-01-20) いやいや、お金は大事だよ。……でも、まあ、ここでの暮らしは悪くないかな。

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