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母の名はオリビア・ノーラ・カーティス 父の名は田中剛（たなかつよし） 母はアメリカの資産家 カーティス家の長女、父は老舗和菓子屋の跡取り息子。 二人の結婚は決して祝福されたものではなかった。 ちゃっかりばっちり個人の資産は確保した上で二人は駆け落ちを決め、 それらを元手に「ワールドワイドに展開する和菓子専門店、TANAKA」を立ち上げた。 母の交友関係もあり、一気に展開、成り上がる。 生まれた一人娘の田中アビゲイルは幼少の頃父に和菓子を教わるも壊滅的に才能がないことが発覚。 ついでに母の英才教育を受けるも致命的に手先が不器用なことも発覚。運動もいまいち。 このままでは家を継げないと嘆き悲しんだアビゲイルに母はこういった。 「アビー」 「大丈夫」 「王子様の首根っこをひっ捕まえて攫えばいいの」 田中家教訓「雑草精神」を胸に、今日もアビゲイルは元気に生きる。 家柄に関してはこれから築き上げるものだと思っている。 自分とそして（手先の器用な）運命の王子様とで、田中家の礎になるのだ。 ハイパーポジティブな女の子。 努力家であるも挫折はしっかりと知っている。でも大抵のことはやったら出来るし、出来なくてもまた別に出来ることでカバーできると信じている。 シンバルの演奏技術がその努力の証。指先は器用に動かせなくとも、力の加減は出来、そして素晴らしい演奏もできるようになった。 図書委員なのは努力するためにまず知識を得ることが大事だと思っているから。ついでに自分の力も生かせるため。 こぶしとショットガンはお嬢様といえど、自己防衛程度は出来なければならないという母の教えと王子様を確実に仕留めるため。忍び歩きも同様。 機械修理は所謂テレビを叩くあれである。絶妙な力加減でなんか奇跡が起こせる。 他人の機微を読めるようにと観察眼を磨こうと日々努力中（心理学）

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