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響木 鷹我(ひびき・おうが) 34歳 警視庁特殊犯罪捜査零課チーフ（刑事） ベース▼ 警察/刑事(2015) →[EDU×10+STR×10] □特記: 制服を着ているか、警察手帳を提示すれば[信用]と[説得]に+20％のボーナス。 ただし、なんらかの理由で警察に敵意を抱いている者に対してはその限りではない 特徴表▼ なし 性格▼ プライドが高く俺様気質であるが落ち着いた雰囲気を持つ男。何事にも動じず、常に冷静な判断を下す、強靭な心の持ち主である。 人物▼ 四年前に発足したゼロ課をまとめるチーフであり、仲間とは付き合いが長いこと、それぞれの能力が長けていることから深い信頼を置いている。 一見短気のように見えるが彼の取調べは妙に落ち着いていて、全てを見透かされているようだと取調べを受けた犯罪者達が口々に言っているという。 鷹のように狙いを定め、一度目をつけられたら終わりと言われるため警視庁内で大きな噂となっている。 過去▼ 三年前に彼らは仲間であった｢相模原涼｣という女性を亡くしている。犯人はその殺し方から『庭師』と呼ばれている。 その時のとてつもないショックからか、前後の記憶が曖昧である。 しかし、言えるとしたら、彼の心の強さはその反動から来ているものかもしれない。 大切な仲間を奪われたゼロ課響木班は現在も『庭師』の事件について捜査している。 喋り方等▼ 一人称「俺」 二人称「お前」「(苗字呼び捨て)」 〜だ、だろう/希に敬語 通過シナリオ▼ 『庭師は何を口遊む』HO1 生還 『惨歌讃劇』KPC 生還 『金糸雀の欠伸』HO2 生還 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ※以下秘匿 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 【庭師は何を口遊む HO1秘匿】 ── 「少なくとも三年間はこの内容を他のメンバーには黙っていた」という事を考慮した上でのRPをするようにとお伝えください。 　ただしシナリオ内で手に入った情報(各PCに振り分けられた秘匿情報)に関しては、PCの判断で開示しても構いません。 ── ●HO1(PC1) 　あなたは三年前に死亡した「相模原涼」の恋人である。しかしこの事実は同じ課の誰も知らない秘密だ。 　あなたは彼女を愛し、また彼女から愛されていた。故に三年前からの心の傷は未だに癒えていない。 　彼女の事件を追う内、犯人である『庭師』は警察署内関係者の誰かである可能性が高いとされた。 　理由としては相模原自身が、体術・防衛手段に於いて一般人に劣る事が無い事。更に彼女が非常に警戒心が強い人物であると知っているからだ。 　あなたは恋人が無残な死に方をした為か、その前後の記憶が曖昧な状態だ。 　だが一つだけ確かな事は、その死体を見て一番に「相模原」と名を呼んだのは自分という事だ。 ☆POWを算出する際に+3の固定値が付く。(ただし上限を超える事は出来ない) ☆あなたはPOW*3ptを＜心理学＞に振り分ける事が出来る。(そこにプラスして技能ポイントも付属出来る) ☆POWが他のステータスよりも低かった場合、ステータスの中で最も高い値になるように入れ替える事が出来る。 ※PLに合わせ、関係性を変更しても構わない。その場合は「恋人」と同等となるような強い関係性である事が望ましい。 　(腐れ縁の親友、異母兄弟など) ‖ 秘匿を受けての設定 ‖ 彼の心の強さと冷静さには理由があった。それは、三年前に死亡した"恋人"の｢相模原涼｣の死である。 彼は｢相模原涼｣を心の底から愛し、彼女もまた彼を愛していた。警察学校からずっと同じで、様々な事件を潜り抜けいつの間にか惹かれ合い恋人となっていた。付き合ったのはまだ29歳の時。亡くなったのはもうすぐ二年目となる前であった。 彼とは真反対の性格をしている、温厚で優しい｢相模原涼｣の前でだけ、彼は心を落ちつけることが出来た。いい仕事仲間として、いいパートナーとして。毎日が上手くいっている。そのはずだった。 しかし、大切な恋人、｢相模原涼｣は死んだ。十字架に蔦で縛られ、アザレア、アイビーの花に鮮やかに彩られて死んでいた。パッと見ても分からないくらいに目や鼻から何かが出ているというのに、彼にはハッキリとそれが｢相模原涼｣であるということが理解できた。 ｢相模原｣ その一言を放ったのは彼であった。 仲間達と彼女を降ろし彼は泣き崩れた。 大切な恋人を奪われた悲しみは深く、今でも彼の中に残っている。 彼は『庭師』を許さない。ゼロ課は未だに三年前の事件を捜査しているが、彼は捜査の中で『庭師』は警察署内関係者にいると推測する。理由としては、体術･防衛術に長けていた彼女が一般人に劣ることがない、そして警戒心が強いという点からである。 彼は『庭師』を絶対に許さない。 例え信頼のおける仲間の中にいたとしても、許すことはないだろう。 ‖ 卓後 ‖ 『庭師』と呼ばれた存在はいなかった。自分たちがただソレがいて欲しいと願っただけで、作り上げた虚像だったのだ。 誰がどう思い、後悔しても失った命は帰ってこない。命とは不可逆的なものだからだ。 だから彼は誰も恨まない。憎まない。 『正義』は人を救い、人を狂わせる。しかし間違ったものは何一つないのだ。他人から見て狂ったものであると思われた時、初めて『正義』は『狂気』になる。 故に、対する『悪』はむしろ『正気』なのかもしれない。 ※以下、『金糸雀の欠伸』HO2秘匿 【金糸雀の欠伸 HO2秘匿】 HO2(心理学に＋20の補正がつく) あなたはとある刑事が殺人を犯し、上部が隠蔽したのを知っている。 事件を解決するには、やむを得ない殺人だったかもしれない、しかし、貴方にはひとつの疑問が浮かぶ。 “本当にこれが正義なのか？“ あなたは刑事だ。故に、正義を執行する。 例え犠牲を払っても、悪は悪なのだ。 ‖ 知りすぎた、知りすぎたのだ。彼はあまりにこの世の『正義』と『悪』を見てきた。だから刑事が殺人を犯したことが素直に『悪』であるとも言いきれない。 しかし、大切なものを失った彼には一つだけわかることがあった。 人の命を奪うことは、必ず『悪』である。 刑事であるからというわけではない。人が人の命を奪うこと自体が『悪』なのだ。警察すべてが同じ『正義』を持っているなんてことはない。すなわち、この『正義』も誰かのそれと対立することになるだろう。 彼の強靭な精神が揺るぐことはない。上が隠蔽するならば、それを静かに、冷静に、どうすれば裁くことができるか考えるのだ。 彼は彼の、『正義』を執行するまでだ。

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