タグ： なむさん

彼は一般的な学生である。あえて変わっているところを上げるならば、血筋に巫女がいるだけで、あとはちょっとばかり正義感があって好奇心があるというだけの高校生なのだ。 彼が不幸であったのはオーヴァードに適性があり、偶然人気のない路地裏から聞こえた、もみ合うような音に気づいてしまったことだろう。 彼はUGNとジャームが何かを奪い合い、争う場面に遭遇してしまったのである。 いくらオーヴァード適性があるといえどその時点ではただの一般人だった彼は戦いに巻き込まれ、あっけなく体の半分をえぐり取られてしまう。 体の感覚が薄れていく、視界が暗くなっていく、寒い、いやだ、しにたくない 死の間際、何かの輝きが目に入る。その光に導かれるように残された左手を伸ばした先にあった翡翠の玉を手にした彼は体の半分をレネゲイドウイルスで再構成し復活した。 その際、右目は彼が手にした翡翠の玉が目の代わりになってしまったようだ。その後UGNに保護され外部協力者として彼らに協力をしている。 彼が覚醒したきっかけは死への恐怖、日常に帰れないという恐怖である。彼が擦り切れ、死にたくない理由を忘れたとき、その時にこそ彼は堕ちるのである。 彼の肉体は翡翠玉の力によってレネゲイドウイルスで半分が再構成されており、本来オーヴァードにあるべき自分の能力での再生が行われておらず翡翠玉の特性によってかろうじて体の主導権を握っている稀有な存在。肉体の影響もあって戦闘を長く続けられないことに注意が必要である。特性については下記に記述 戦闘スタイルは翡翠玉によって大幅に出力アップをした振動波による破壊である。彼本人は、好戦的な性格ではなく、翡翠玉によって衝撃を操る能力に主に強化が入っているようである。 柏手...文字道理手を合わせることで、その衝撃を増幅し、敵へとぶつける。好戦的でない彼がイメージする能力を使いたいという意思を最も翡翠玉に伝えやすいのがこの形なのである。 半独立型レネゲイドビーイング『翡翠玉』、とある山間の神社にて奉られていた翡翠の玉である。願いをかなえる力があると信じられていた。この玉は正確にはレネゲイドビーイングとは言えないものである。これには明確な意思はなく、あるのは誰かの願いを叶えるというおぼろげな意思だけである。強い意思に反応し、その所有者の願いを叶える。 侵蝕値133

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