タグ： 商・不幸堂 HO2

――――――――――――――――― □公開CS ▽台詞 「逢魔もこだよ。逢魔ってすご〜い怖い苗字だからぁ、名前で呼んでくれると嬉しいな〜」 「もこはピのために努力してるのに、ピはもこを好きになってくれないの〜はぁ病む……」 ▽設定 ダンサーの女性。 主に有名アーティストのバックダンサーや振付師として活躍している。職業柄もあり可愛らしい容姿である。 性格はどこにでもいる現代の女の子という印象。流行のものに詳しいお洒落さんで、TikTokなどが趣味。 基本的にはふわふわと喋り、周りを立てる傾向にあるが、芯はしっかり持っており流されない。 たまに流行に乗じてかメンヘラっぽいことを言うものの、それも軽口に過ぎず、重ねてきた努力の分だけ自分を信じている。 また"ピ"と呼ばれる男性(？)に恋をしているらしく、その話をよくする。 華譚街に来た理由もそれが大きく影響しているらしい。曰く、ヒロインはちょっぴり不幸なくらいが良いのだとか。 ――――――――――――――――― ‪■秘匿CS ▼秘匿台詞 「ピのこと一番見てるし聞いてるし知ってるのにね、どれだけやっても無視されちゃうんだぁ」 「だから人生で一番のトラウマになってやるんだ！ 絶対に絶対に絶対に忘れさせない、刻みつけてやる！ ふふ、あははははっ」 ▼秘匿設定 とある男性のストーカーをしている。 彼と出会ったのは小学校の頃だった。 彼は容姿も育ちも良く誰からも好かれる人物で、もこも彼に惹かれている一人だった。 だが当時のもこはあまり目立つ方ではなく、告白する勇気など起きなかった。 だから、もこは自分を変えることにした。可愛くなって、勉強も運動も頑張って、努力を重ねて。 中学生になる頃には目立たないもこは居なくなっていた。 そうして彼に告白した。だが断られた。 どうしてか聞くと「あまり話したことがないから、自分を好きになる理由が分からない」と言われた。 愛情が伝わっていないのだと理解した。 その日からもこは彼に分かりやすく愛情を伝えるようになった。 積極的に話しかけ、近くに寄って、毎日毎日毎日、彼の傍にいるようにした。 そのうち、また彼に告白した。だが断られた。 どうしてか聞くと「実はもう彼女がいるんだ」と言われた。 そんなこと知らなかった。理解できなかった。 ただ、彼が次の日からもこを邪険にするようになったのは事実だった。 それでも、もこは諦めなかった。だって貴方のために沢山頑張ったのに。全部無駄だったなんて言わせない。もっと頑張ればきっと報われるはず。 高校も大学も、彼と同じになるようにした。バイト先も家も帰り道も監視するようにした。彼女とやらは裏で手を回して別れさせた。 これでもう大丈夫。彼に私を受け入れない理由なんてない。 そうして次に彼に話しかけた時に言われた。 「怖いから二度と近付かないでくれ」と。 もこは警察から接触禁止令を出されるようになった。 そこでやっと気付いた。自分の想いがどうやっても報われないことに。 華譚街の噂を聞いたのは丁度その時だった。 不幸を売ってくれるお店。そうか、自分に足りないものはこれだ。頑張りすぎたせいで、守ってあげたい女の子ではなくなってしまったのかもしれない。 それなら、不幸になれば、彼は自分を見てくれるはず。 もう他に道がなかった。 あるいは、そんな道もないのかもしれない。見てくれることなんて一生ないのかもしれない。 でも、その時はより大きな不幸を買うだけだと思った。 彼の前で悲惨に死んで、ずっと瞼の裏で自分を思い出させてやる。彼の後悔になってやる。 そこまで思い詰めてしまった。でないと今までが報われないのだから。 そう、彼女の恋心はとっくに曖昧になっていたのだった。 本当はもう、彼の隣に居たいなんて感情はない。 ただ、人生を捧げた彼に認められたいだけだ。今までの自分を。重ねてきた努力を。 だから本当は誰だっていい。ただ頑張ったねと言ってくれればそれでいい。 けれど、もこがそれに気付くのは、もう少し未来の話だろう。 不幸に塗れて、彼のことすら考えていられなくなった時、彼女はやっと"努力する方向を間違えた"と気付くのだ。 ――――――――――――――――― □その他 ▽備考 ・職業ベース ダンサー +キック・MA・聞き耳 ダンスの振付に武道を取り入れた動きをするのがマイブーム あと自衛のため ・EDUについて 非常に努力家の人物であるため、EDUの年齢制限を+6から+5にしている 不都合がある場合は年齢を上げます ▼優先事項 ❶努力を認めてもらうこと ②ピに見てもらうこと ③不幸を買うこと ――――――――――――――――― ■秘匿HO ▼秘匿 あなたはHO1から不幸を買って幸せになりたい。 どのような不幸を買いたいのか、その理由やその考えに至った経緯はPLが決めていいし、 HO2の年齢や性別、職業についてもKPが許可する範囲でPLが自由に決めてかまわない。 ▼不幸を買いたい理由 HO2は死を考えてしまうほどの境遇から不幸を買いたくなったのかもしれないし、不幸を知らないほど幸福な人生を歩んできたため不幸に興味が湧いたのかもしれない。 あるいは不幸になることで周囲から慰めや愛情が欲しいのかもしれないし、自分が不幸になることで周りが幸せになるという病的な思考さえ持ち合わせているかもしれない。 　 そんなHO2はこう考えている──不幸もまた幸福の一側面であると。 例えば、「腹痛で学校を休まねばならなくなった。その代わり、家で自分の時間をゆっくり過ごすことができた」という出来事があったとする。 この場合、捉え方によっては「腹痛」という「不幸」が「自分の時間」という「幸福」を得るための契機となったといえるかもしれない。 HO2が求める不幸はこうした幸福を得るための手段となりうるものだ。 しかし、どんな理由でHO2が不幸を求めるにしても、その根底にあるのは「不幸に対する羨望や憧れ」だろう。しかも、それを他人から買おうとしているほどHO2は追い詰められている。これらをHO2自らが自覚しているかどうかはPLに一任する。 なお、不幸を買いたいという気持ちや、幸福、不幸に関する考え方などはセッション中に適宜変化させても構わない。この秘匿内容については、あくまで「商・不幸堂」というセッション開始時のHO2の心境と捉えてほしい。シナリオを進めていくにつれて、この秘匿の内容を外れるような思想に辿り着いたとしても構わない。 ▼技能値ボーナスについて HO2は不幸を売ってくれる店があると聞き、その店が「華譚街」にあると突き止めている。 そこまでの情報を得るためにある程度《中国語》に親しんだとして、《中国語》に+10%のボーナスを加算してよい。

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